木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ヒメアカタテハの羽化 最後の1頭でした

2019-10-23 07:49:15 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  16.5℃   昨日の最高気温  24.5℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   5.6℃   昨日の最高気温  16.0℃

ヒメアカタテハの
幼虫4頭を飼育していたが
4頭とも蛹になって
知らないうちに
2頭は羽化していた。


蛹が蝶になる前
翅が透けて見える。


夕方頃までに
翅が透けて見え
夜遅くに腹部まで
透けて見えるようになると
次の日
間違いなく羽化する。


ところが
時間は未定
早朝に羽化する
こともあれば
昼前のこともある
何分気まぐれだ。


そんなこんなで
2頭の羽化は
見守れなかった。


3頭目は
今か今かと
待っていたが
トイレに立たすきに
羽化していた
まるで
蛹の中から様子を
伺っていたかのようだ。


そして最後の4頭目
自然光で撮りたかったが
夕方5時半過ぎて
暗くなり
室内灯の下での
撮影になった。


待つこと15分
17時45分
その時は
突然訪れた!


パリッ!
音がしたような気がした
(多分気のせいだと思う)
脚で懸命に
蛹の皮を押し始めた。


夢中でシャッタを
連続して切る。


それほど
蛹から抜け出すのは
すばやい。




腹部まで完全に
抜けきるまで
ものの15秒は
かからないだろう。


自然界では
脚で体を支えるのは
容易だろうが
プラの飼育容器では
それもままならない。


己が吐いた糸に
必死でぶら下がっている。


まるで
宙吊りになった
ボルダリングの
選手のようだ。




翅がすっかり
伸びきるまでに
10分を要した。


翅が完全に乾くまでは
飛ぶことはできない。


その後
幼虫時代の老廃物
真っ赤なおしっこを出し
身軽になって
大空に羽ばたいていく。



羽化の写真
期待されていたので
プレッシャーでしたが
良かったです!(笑)