木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

クサイチゴ イチゴと比べて見ました

2019-04-07 08:10:41 | 日記

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サクラにつられて
普段は行かない
公園まで
足をのばした。


空き地の
フェンス越しに
クサイチゴが
たくさん咲いている。


クサイチゴと
草がつくが
立派な木です。


花の中心を
のぞいて見ると
賑やかな花である。


雄しべが
雌しべのまわりを
取り囲むように
たくさんつき
盛り上がった
花托に雌しべも
ぎっしりとつく。


賑やかな理由は
雄しべと雌しべの
数が多いせいなのです。


咲きかけの花を見ると
たくさんある雄しべの
外側から葯が開いて
花粉を出している。


これも自家受粉を
できるだけ避けたい
工夫なのだろう?!


たくさんある雌しべ
一つひとつが受粉して
花托の上に
小さな果実を
たくさんつける。


たくさんの果実が
集まっているため
集合果と呼ぶ。


もちろんこの集合果も
食べることができる。


これからが旬の
イチゴと比べて見ると
違いがよく分かる。


クサイチゴの食べる部分を
よく見ると
一つひとつに
雌しべの柱頭の痕が
残っている。


花托のまわりに
小さな果実がたくさん
集まっていることが分かる。


一方
イチゴはどうでだろう?


雌しべの柱頭の
痕はどこに
残っていますか?


花托についた
小さな種のような部分に
雌しべの痕が残っているので
これが果実なのです。


クサイチゴは
小さな花托についている
たくさんの果実を
花托ごと食べますが
イチゴは
花托そのものを果実ごと
食べていることになります。


いかがですか?
植物って面白いですね!


でも食べる時
考えすぎていると
美味しくなくなるから
ご注意ください。