心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

推し、燃ゆ 宇佐見りん著

2021年09月16日 22時42分54秒 | 小説
私は漫画は大好きですが、小説はほとんどと言っていいほど読みません。

そんな私でも、ちょっと気になっていた小説があって、それは
2020年に芥川賞を受賞した、宇佐見りんさん執筆の
推し、燃ゆ



直木賞・芥川賞というと、何か固っくるしいイメージがありましたが、
ニュースでこの本のタイトル「推し」という文字を見たとき、
 どうみてもオタク系の主人公が何かしらやる小説…
と、固っくるしくないイメージを抱きました。

というわけで、今日、近所の〇ookOffで中古本を購入!
2時間かけさきほど読み終わりました。

高校生の時、現国をそうそうに諦め私立理系に走った私に
ちゃんとした感想は書けません…(笑

ネタバレにもなりますので、詳しい内容は書きませんが、
SNSの世界観をフルに使った小説になっており、
時代に則した話になっています。
十年後に再読すると、
 こんなぁ時代もあぁったねと♪
と、思うかもしれません。

主人公の女子高生は何が何でも推しを推す。
いくつかの大切なことを犠牲にしてまでも。
でも、本人は犠牲にしているという感覚ではなかったと思います。
好きなことに全霊で打ち込む、こんな姿にとても共感できました。
話は全体的に暗めですが、文章は軽快で表現も分かりやすく、
小説に慣れていない私でも、集中して一気に読めました。

せっかくなので、歴代の芥川賞受賞作品を
読んでいってみようと思っています。

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