心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

腕を振り切る

2013年04月29日 14時07分09秒 | お仕事
ノーアウト満塁

カウント3ボール、2ストライク

前のバッターは押し出しにしてしまった

ファーボールでまた押し出しにするのが怖い

ストライクゾーンへボールを置きにいく

勢いのないボールをバッターに痛打される


私は野球を観るのが好きです。

野球を観ていると、上記のようなシーンをたまに見かけます。

また失敗するのが怖くなり、安全にいこうとする。

結果、失敗が広がってしまう。

広がらなくても、成功することはない。


ピッチャーに大事なこと、それは

腕を振り切ること

だと思っています。

腕を振り切ったボールは勢いがあるものです。

例え、130km台のスピードでも、バッタバッタと三振の山を築くピッチャーも
います。


腕を振り切ること

それは、「思いっきり」とか、「失敗を怖れず」というのとは
イコールではないと思っています。

「思いっきり」、「失敗を恐れず」、その意味合いは含んでいます。

ただ、腕を振り切ることの根本は、

「過去の失敗と向き合い、失敗を怖れ、失敗を反省した上で、更なる高みを目指す」

「最高の結果を得るため、自身にできることを最大限実行する」

にあると考えています。


私は学生時代、よく将棋を指していました。

将棋にはまったくと言っていいほど、運の要素はありません。

実力がすべてのゲームです。

強い人と対戦する時、対戦する前から負けた気持ちになったものです。

終盤になって、状況が五分五分だったとします。

それでも、すでに負けた気持ちになっているため、いい手があっても見逃し、
結局負けてしまいます。

感想戦(※)をやると、勝てていた手がたくさんあった、なんてことはよくありました。
※今指した将棋を、対局者同士、または、第三者を交え初手から振り返ること

強い人と対戦する時、何度も負けた経験がある人と対戦する時、
その人の実力を認め、怖れ、それなりの気構えを持って対局に臨む、
そんな姿勢はとても大事だと思います。

ただ、必要以上に臆病になってしまうと、手が縮こまってしまい、
自分の実力を出し切れず敗れてしまう。

「過去の失敗と向き合い、失敗を怖れ、失敗を反省した上で、更なる高みを目指す」
そんな思いがあれば、腕を振り切り、自分が満足がいく対局ができるのかもしれません。


人の能力は様々です。

トランプに例えるなら、手持ちのカードは配られた時点でバラバラで、
いいカードの人もいれば、悪いカードが配られた人もいるでしょう。

例え悪いカードであっても、知恵を駆使し、最後には勝ってしまう、
そんな人が私は好きだし、自分もそうであるよう行動しています。

「最高の結果を得るため、自身にできることを最大限実行する」
そんな思いがあれば、腕を振り切り、勝つための道を見つけ、実際に勝つことが
できるかもしれません。


私も失敗することはよくあります。

次に同じようなことをやる時、怖れを感じ、つい縮こまってしまいます。

そんな時は

置きにいったボールでは打たれてしまう

腕を振り切りさえすれば必ずいい結果になる

そう思い、前向きにもう一度チャレンジするようにしています。


身の周りにあるいろいろな事柄を、すべて「成功」にすることは、
決して容易なことではありません。

それでも、私はすべての事柄を「成功」にしたいと思っています。

そのための一つの道しるべ、それが

腕を振り切ること

だと考え、私はいつも行動しています。

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