心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

運命の日 魂vs魂

2013年01月19日 14時22分26秒 | お仕事
負けられない運命の分かれ目

やるしかない夜明けに命をかけて

この手で必ずオレはオレを超えていくぜ


【1.会議】

 年が明けて、早くも1月下旬。

 1月4日に福岡から東京に戻ってきて、1月17日までの間、
 本当に大変な日々でした。

 1月17日はクライントとの重要な会議がありました。

 1~3月の期間で行う開発の基本設計書を提示し、顧客合意を得るための会議です。

 この会議の結果によって、2、3月の開発期間のすべてが決まります。

 年末年始は、別の作業が舞い込んできてしまい、会議のための準備は
 まったくと言っていいほどできていませんでした。

 ようやく準備に着手できたのは1月10日。

 会議まで1週間しかありません。

 基本設計は開発工程の中で、最も難易度が高く、最も重要度が高い工程です。

 システム開発の良し悪しは、7割はこの基本設計で決まるというのが私の認識です。

 今回は新規ではなく、改修案件だったので、既存の基本設計書に手を入れる作業に
 なります。

 新規でページをおこしていく箇所は少なかったのですが、修正する箇所はかなりの量。

 1月10日、11日は、この案件の詳細スケジュールと、改修箇所を洗い出す作業に
 あてました。

 基本設計書の修正に着手したのは1月12日(土)から。


【2.設計と印刷】

 1月13日(日)に、会議で提出する設計書の約7割の修正が完了しました。

 1月14日(月)はそれをお客さんにレビューしてもらい、
 1月16日(水)の午後に、すべての設計書修正とレビューが完了しました。

 1月17日の会議は午後から。

 印刷する資料のページ数はおよそ150ページ。それを複数部印刷する必要があるので、
 印刷する資料の総ページ数は何千ページに上ります。

 会議で説明するのは私の役割なので、自分で説明しやすいよう印刷していきます。

 ここで運の悪いことに、別プロジェクトの人も会議のためか、納品のためか
 分かりませんが大量に印刷を始めました。

 お互いプリンタの取り合い状態。

 本当は午後9時には上がる予定でしたが、結局印刷がすべて終わったのは、
 午前0時。

 もう終電はありません。

 大江戸に泊まりました。

 前の日も大江戸泊りでしたが、この日は、すごく気分がよかったです。

 印刷を明日の会議当日に持ち越してしまうと、今日みたいに誰かと印刷が
 かちあってしまい、最悪の場合、会議までに印刷が間に合わない可能性がありました。

 だから、何としてでも、今日中に印刷を終えたかったのです。

 温泉に入り、ゆっくりと疲れを癒します。

 一時、会議のことを忘れ、リラックスすることができました。


【3.会議直前】

 いよいよ1月17日になりました。

 朝は大江戸温泉からそのまま出社。

 昨日印刷した膨大な資料を確認します。

 「あっ、これがあった方が、説明がしやすいな」

 と思い、1枚資料を作り、資料をとじ直します。

 資料は約151ページ。

 私に割り当てられた時間は、1時間。

 頭からすべてを説明していたのでは、1時間で終わるはずがありません。
 何より、設計書なので、頭から順に説明しても、クライアントの頭には
 内容が入ってこないでしょう。

 会議の目的は設計の合意を取ることでもありますが、本当の目的は、クライアントに
 我々がどのような改修を行うかを明確にイメージしてもらい、理解してもらうこと
 にあります。

 午前11時から午前12時までの1時間。

 説明する箇所と順番を、白紙のプリンタ用紙にペンで書いていき、
 何度かシミュレーションします。

 シミュレーションを終えたあと、

 「よし、準備は完璧!絶対に成功する!!」

 と自分に言い聞かせました。


【4.運命の日 魂vs魂】
 
 会議の場所は、職場から離れた場所にあります。

 最寄り駅に会議30分前に到着。

 喫茶店に入り気持ちを落ち着けます。

 その時、ふと

 『負けられない運命の分かれ目

  やるしかない夜明けに命をかけて』

 というフレーズが頭をよぎりました。

 これは、「運命の日 魂vs魂」という歌の中の1フレーズです。

 この歌は、アニメ ドラゴンボールZで、セルとの戦闘で悟飯が覚醒するシーンで
 流れる曲です。

 この歌詞のあとは、

 『この手で必ずオレはオレを超えていくぜ』

 と続きます。

 まさに、運命の分かれ目。
 負ける(失敗する)ことは許されません。

 命をかけてやるしかありません。

 そして、これを乗り越え、私は私自身を超えていきます。


【5.誕生日】

 会議が始まりました。

 一番始めは私の説明から。

 持ち時間は1時間。

 説明をし始めると、いつも以上に声が出ている自分に気が付きました。
 そして、言葉が詰まることもありませんでした。

 途中何度もクライアントと議論しました。

 説明している途中、マナーモードに設定している携帯に着信ありました。

 すべての説明をし終えました。

 すべての説明について、クライアントは納得してくれて、結果はとても満足の
 いくものでした。

 時計を見ると、会議開始からちょうど1時間。

 シミュレーションした成果が出ました。

 話し終わり、ふと携帯を見ると家族からメールがきていました。

 「33歳の誕生日おめでとう」

 夕方近くになって、そのメールで初めて今日が自分の誕生日であることに
 気が付きました。


今回の件は、クライアントへの説明(プレゼン)については、これまでで
一番の出来だったと振り返ります。

いろいろな作業があった中、質の高い設計書を提示できたことに、満足しています。

 負けられない運命の分かれ目

 やるしかない夜明けに命をかけて

 この手で必ずオレはオレを超えていくぜ

この歌詞に励まされました。

自分の限界を超えることができた

今は素直に自分を誉めてあげたいと思います。

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