米国のジョー・バイデン大統領は16日に放映されたインタビューで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、化学兵器や戦術核兵器を使わないよう警告した。
米CBSの報道番組「60ミニッツ」の抜粋によると、ロシア軍が今月、ウクライナ軍の反転攻勢で多大な損失を被ったことを受けて、プーチン氏が化学兵器か戦術核兵器を使用する可能性について問われると、バイデン氏は「だめだ、だめだ、だめだ」と答えた。
さらに「(使用すれば)第2次世界大戦以降の戦争の様相を一変させることになるだろう」「ロシアはこれまで以上に世界ののけ者になるだろう」と続けた。
プーチン氏への国際社会の圧力も強まる一方だ。
米国や英国はロシア軍による虐殺の証拠を示し続けており、ジョー・バイデン米大統領は、プーチン氏を「戦争犯罪人だ」と断罪してきた。欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長も15日、戦争犯罪で国際刑事裁判所(ICC)の裁きを受けるべきだと主張した。
プーチン氏の行く末は、「窮鼠猫を嚙む」化学兵器や戦術核兵器を使うしかなくなるのか?