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『名も無く豊かに元気で面白く』

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❝首脳宣言なし異例APEC閉幕❞安倍首相「米中貿易摩擦で貿易制限措置の応酬」に懸念表明 

2018-11-19 08:42:17 | 日記

アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が18日に閉幕しましたが、米中対立から首脳宣言の採択は初めて見送られました。各国首脳はパプアニューギニアに観光旅行したようなものでした。こうした中、安倍首相はトランプ大統領の保護主義的な通商政策にはAPECのような多国間の枠組みで対抗する構えを鮮明にしています。只、米中間選挙も終わり、トランプ政権は日本に対して過激な要求を引っ込めるかもしれません。いずれにしても、月末G20開催中に行われる米中首脳会談が最大のヤマ場です。

以下抜粋コピー

 パプアニューギニアで開かれているアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が18日に閉幕したが、首脳宣言の採択が見送られた。宣言の内容をめぐって貿易摩擦を抱える米中が対立したため。首脳宣言が採択されないのは、第1回の首脳会議が開かれた1993年以降で初めて。代わりに議長国のパプアニューギニアが議長声明を発表する。

❷安倍晋三首相は18日午前、パプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議で演説し、「世界中で保護主義による貿易制限的措置の応酬が広がっている」と述べ、米中による貿易摩擦の激化に懸念を示した。日本は中国による不公正な貿易に対しては米国と共闘する構えだが、米国の保護主義的な通商政策にはAPECのような多国間の枠組みで対抗する構えで、米中対立のはざまで対応に苦慮している。

 安倍首相は演説で、アジア太平洋地域が「日本が志向する『自由で開かれたインド太平洋』の核だ」と述べ、自由貿易の重要性を訴えた。また中国が投資した国が相次ぎ財政悪化に陥っていることをふまえ、「インフラ投資は投資国、受け入れ国がウィンウィン(相互利益)となるよう透明性や財政健全性の確保が重要だ」と強調。「世界貿易機関WTO)改革にもしっかりと取り組んでいく」と述べた。

 ただ、通商問題については、米国が自国に有利な条件を引き出しやすい2国間交渉を志向するのに対し、日本はあくまで多国間の枠組みで保護主義に対抗する考えだ。

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