深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「殉教188人を『福者』に」

2008-11-26 06:06:28 | Weblog
「いいこと探し旅(2)・・・”殉教188人福者に”」
昨日、長崎でローマ法王庁から敬称が与えられたそうである。江戸初期の日本人に対してである。信者でないのでよく分らないが、大変いいことであると思う。そのなかに、郷里の生んだ「中浦ジュリアン」が含まれていた。彼については、先輩である、同郷の作家、濱口賢治さんが「西海の聖者」と言う小説で詳しく紹介している。本と共に一枚の紙に、墨筆で次のような著者からのお願いがあった。『(前略)同じ西彼杵半島の大瀬戸町雪の浦の出身である著者は、苦難の時代に生きて神の「義」とは、また日本民族固有の「義」とは何かを、己の生涯を通して問い続けた中浦ジュリアンの生き方を、多くの人々に伝えたい一心でこの小説を書きました。(後略)』と。作者の彼も、被爆者として苦しんできた一人である。また、特攻で戦死した兄も、この「義」を通すために短い生涯を絶ったと信じている。私は常に、ダブらせて思い続けている。
多分、と思う。そんな感じ・・・