バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ミニバスのヘッドコーチ…2012

2012-06-28 02:18:26 | やっぱりミニバス!
平成24年6月28日 木曜日
 
「ミニバスのヘッドコーチ…2012」


私は、うちのミニバスクラブの会代表、そして男子総監督という立場をいただき、

実質的には、小6年と、小5年男子の主担当コーチを務めさせていただいてます。

私は、子供達の保護者ではありません。

我が子達…、今は、社会人になった娘と大学三年生の息子が、このクラブに所属していたことから、

バスケ経験もないにもかかわらず、アシスタントコーチから始めて、今に至っています。

コーチィングについては、我が子達の活躍のお陰で、実践的に学ばせていただくことができ、
どうにか、コーチを務めることができています。

主担当コーチ…いわゆる、ヘッドコーチですが、

ミニバスであろうとも、チームの雰囲気やチームスタイルは、ヘッドコーチの言動、特に、バスケに取り組む哲学や考え方…

さらに言えば、コーチの人物そのものが、子供達のバスケに限らず、生活そのものに、

もっと言えば、大げさかもしれませんが、人間形成に大きく影響していると思います。

ミニバスのヘッドコーチは、その意味から言えば、中学・高校・大学バスケのヘッドコーチより責任は大きいのではないでしょうか?

僭越(センエツ)でエラソーなことを言いますが、

ヘッドコーチの存在感は子供達の心に、よくも悪くもしっかりと根付いています。

私が思うに、コーチィング技術に長けている方が指導されることが、コーチに必要な絶対的な要素ではないと思っています。

子供達の心に与えるインパクトは、ヘッドコーチの言葉と行動が、極めて大きいと思います。

ヘッドコーチは、試合に勝つ術を教えることだけではなく、いかに真剣に、本気に子供達と向き合うことで、

子供達の個々の心を健全に育み、仲間と共に自立し、自律していく…

そして、チームの結束力や集中力が形成されていくと思います。

さらに、ミニバスにおけるヘッドコーチは、子供達とだけではなく…

お手伝いしてくださるアシスタントの保護者コーチ、

そして、保護者父兄…いやいや、

むしろ子供達の母達から、信頼される関係であることが極めて重要だと思います。

そのためには、ヘッドコーチ自身が、その方達に謙虚に、協力に感謝する気持ちを持ち、接することが大事です。

中には、「俺がコーチだ!俺のやり方は絶対だ!」として、

保護者は、自分に協力して当然だと思い込んでいるような、

私から見て、どうしようもない、呆れるコーチの方もおられるようですが…

ヘッドコーチは、さらに保護者の方々に、コーチとしての自分の考え方を説明する責任と…それを理解していただくことが必要だと思います。

基本となる、指導の考え方は、「常識と良識」です。

その基準は、極端ではなく…普通であることです。

それには、コーチ自身が、しっかりした価値観を持っていなければならないと思います。

それは、ヘッドコーチとしての信念であり、簡単にぶれるものであってはならないものです。

…と言いつつ、他の意見も、虚心坦懐に聴くことができる心の余裕も必要でしょう。

また、ヘッドコーチは、子供達も含め、関係者に対しても、

「やる気」にさせるようなリーダーでなくてはならないのでしょう。


ミニバスのヘッドコーチは、指導している子供達と共に成長しています。

そのあり方は、14年間のコーチィングから学ばせていただいたものです。

それは、私の心に染み込んだ、ミニバスのヘッドコーチとしてのコーチィング・フィロソフィー(哲学&指導理念)です。