バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

エースの影響力…2012

2012-06-21 01:26:15 | やっぱりミニバス!
平成24年6月21日 木曜日
 
「エースの影響力…2012」


これも以前に書いたものですが、改 めて自分に伝えたいことだと思いま した。

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あるチームのエースのことです。

そのエースは壁にぶつかっていまし た。

完全に闇の中にいました。

彼はひとり黙々とシュートを打ち続 あるチームのエースのことです。

そのエースは壁にぶつかっていまし た。

完全に闇の中にいました。

彼はひとり黙々とシュートを打ち続 けていました。

心の中で、悔しさなのか、あきらめ なのか、

もうどうでもいい!…と思いなが ら、シュートを打ち続けていまし た。

背後にコーチがいるのにも気付かず に、憮然としながらシュートを打ち 続けていました。

コーチから声を掛けられて、コーチ のいることに気付きました。

エースの彼は、コーチの顔を茫然と 見つめました。

なぜここにコーチがいるんだろう? …と、

彼の思いに気付いたのでしょうか?

コーチが話しを始めました。

それは「影響力」についてでした。

『例えば、チームのエースだけれ ど、練習を嫌いな人がいたとしよ う。

だから平気で手を抜いたりする。

だけどその人は、試合では頼れる エースだ。

それを知ってる他のメンバーはどう 思うだろうか。

「ちゃんと手を抜かないでやれよ。 」 …そう考えるのではなく、

「じゃあ俺もやんなくていいや。 」 …そう思わせてしまうだろう。

それが、エースが与える「影響力」 だ。

自分が駄目で上手くいかなくて、自 分の事でいっぱいになる。

そうなっている時にふと顔を上げ て、広がっている光景を眺めてみれ ばいい。』

エースの彼が、コーチに言われて思 い出したのは…、

練習後に仲間が話しかけてきたとき のことで、何気なく聞き流していた のですが、

「大丈夫ですか?」 「なんか元気ないですよ?」

自分ではそんなつもりなかったの に…

そうやって仲間に言われていたこと を思い出しました。

元気のないエースをコートに立たせ ておくことは、チームのマイナスだ とコーチに言われて…、

エースの彼は、それなら、その話し をもっと早くしろって思いました が、

一方で、その話しに納得する自分が いました。

全部が馬鹿らしくなりました。

綺麗事しか言わないコーチがいや で、やる気のない仲間がいやで、

だけど自分に負けてる自分が一番い やだ!…と気付いたのです。

上手くいかないことを人のせいにし て、上手くいってることを自分のお かげだと思っている。

それが今の自分だと考えたときに… やらなきゃいけないことがはっきり しました。

エースの大きさに気付いたのです。

笑顔を忘れたら終わり!

自分に勝つ! やるのは自分。

そのエースの彼は、次に向かって歩 き始めました。

なるように成る!との思いで、彼は エースの自覚を持って、全力でやる べきことをやっていくでしょう。

彼は、またひとつ大きく成長したと 思います。

私は、全力でプレーしている彼を見 ることを楽しみにしています。