バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

チームスタイル…2012

2012-06-18 03:48:35 | やっぱりミニバス!
平成24年6月18日 月曜日
 
「チームスタイル…2012」


バスケのコーチを始めて、やっとこの数年で、チームスタイルについて考えることができるようになってきました。

私の考えるチームスタイルの基本は…

小学生が行うミニバスですから、子供達の将来性を、まず念頭に置くことが大事だと思っています。

たとえば、小学生のときにサイズがあるからといって、

アウトサイドのプレーよりも、インサイドのスキルを重点に教え…

そのプレーしかさせないとか、

逆に、サイズがないからといって、インサイドのプレーを軽視して…

アウトサイドのスキルを重点に教え、それをプレーの中心にするとか、

それらは、子供達の将来性を考えるという、ミニバスのあり方とはズレているものだと思うのです。

今までの通常のオフェンススタイルでいえば…

①ポイントガード(PG)
②セカンド/シューティングガード(SG)
③スモールフォワード(SF)
④パワーフォワード(PF)
⑤センター(C)
…の五つのポジションと、

そのポジションに求められる役割があり、

その役割に応じたスキルを習得することでした。

その体勢は、いわゆる3メンアウト-2メンインです。

①②③番の三人は、ゴールに向かってプレーし、

④⑤番のゴール下の二人は、インサイドに体を張って…

ゴールを背にしてアウトサイドからのパスフィードを受け、

ゴールにパワーで押し込んで攻めるプレーが基本のスタイルでした。

現在は、特にサイズのある欧米チームに互していく、

ジャパンスタイルとしては、欧米のインサイドとアウトサイドの役割分担のチームスタイルでは対抗できないので、

5メンガードまたは、5メンフォワードといった…

五人のオンコートプレーヤーが、全員ゴールに向かってプレーをするスタイルが求められていると思います。

そのパフォーマンスの基本は、「平面バスケ」と言われる…スピード&ノーミスのスタイルです。

2㍍近くの巨漢…いわゆる、ビッグマンのプレーヤーも、

短距離的なスピードを求められ、チームとしてシュートで必ず終わる…

ターンオーバーしないノーミスのバスケが重視されています。


ディフェンススタイルも、反応力に劣るビッグマンのディフェンス力をカバーするために、

マンツーマンではなく、ゾーンディフェンスによるチームスタイルが主流でしたが、

ゾーンディフェンスも、そのねらい、必要性の考え方が変化し、

ローテーション・マンツー、またはマッチアップ・ゾーンというプレッシャーをかけ続ける、プレスディフェンスを重視し、

積極的に攻めるディフェンスにより、相手のターンオーバーをねらい、

そこから、オフェンスチャンスをメイクして…一気にブレイクする、

ディフェンスからオフェンスに即座に切り替える、連続性というスタイルに変わってきました。

そのため、ビッグマンも反応力を必要とするマンツーマンディフェンスができなければ、

ゲームの終始をとおしてプレーさせてもらえないのです。

攻勢的ディフェンスから、スピード&ノーミスのオフェンス…

これが、これから求められるチームスタイルだと思っています。

それは、小学生が行うミニバスでも同じだと思います。

特に、小学生でバスケが終わるのではなく、

小学生でバスケが好きになって、中学でもバスケをしたいと思い…

中学以降のバスケに繋がるように、ミニバスの指導を行わなければならないと思います。