バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

礼節と和…けじめ

2012-06-12 05:21:45 | やっぱりミニバス!
平成24年6月12日 火曜日
 
「礼節と和…けじめ」


昨日は、『礼と礼節』について書きました。

今日は、それに引き続き『礼節と和…けじめ』について思ったところを書いてみました。

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「礼」にはじまり、「礼」に終わる。


日本という、精神性を重んじる文化では、それは、当然の美徳でした。

この「礼節」によって…日本という社会が欧米とは違う、人間関係を節度あるものにしていると思うのです。



さて、上司が部下に迎合する。

上司としての威儀ある礼を行わない。

だから部下も、それに応じた儀礼ある礼を行わない。

上司や先輩を単なる仲間のように接する。

一見すると、和気あいあいとした「和」が保たれているようですが…

ある組織や、チームが必要とする「和」とは、

そのチームが目的とする事を成すための「和」であり、


馴れ合いの「和」では、目的を成すための厳しさを行う者がいなくなってしまうでしょう。

私は、厳しさに、こだわりすぎる必要はないと思いますが、

越えてはならない一線はあると思います。

その一線によって、あるべき人間関係が保たれたチームが、活気あるものになると思います。

このことを子供達に教えている教師、指導者、大人達が果たして、どれだけいるでしょうか?

知識に偏重し…越えてはならない一線もない、

教師と生徒がまるで友人であるような、生ぬるい関係は、

子供を社会人としての大人に成長させる教育にはなっていないでしょう。


「礼節」を基本とした、厳しくもあり、相手を思いやる心を持つような人となるように…

子供達の心を育むことが、指導者としての責任のひとつだと思います。