久々に都内に、連れ合いと一緒に出かけた。目指すは青山。青山と言えば、我々には縁遠いオシャレな店が立ち並んでいる場所なのだが、そこで行われた「五八三二四六」というイベントに参加したのだ。
会場は地上は何階建てだったか、地下は2階のカフェHy's前にて。ちなみに「五八三」とは高野山、「二四六」とは青山通り(国道246号線)を指す。「五八三二四六」とは高野山と青山通りをつなぐという意味である。ここは、普段はカフェ、レストラン、ギャラリー、ダンス教室に使われているのだが、この日一日は丸ごとお寺になってしまう、というイベントだったのだ。
ついて早速、真言宗に伝わる瞑想、阿字観の実修に参加。阿字観は、禅宗の坐禅とは異なる。坐禅が、人間の主観的な思考をなるべく排除して無になる方法を取るのに対して、阿字観は、良いイメージを湧かせて心の中を良い物で一杯にするという方法を取る。具体的には阿息観という呼吸法とイメージ法を組み合わせた瞑想なのである。
中央が阿字本尊。サンスクリット語の「あ」が書かれている。両側には胎蔵界・金剛界曼荼羅。30分程の実修だったが、ちょっと良い気分になる。
地下の梵字曼荼羅。見えにくいかも知れないが、サンスクリット語の文字がお香で書かれていて、それが燃えている。文字はそれぞれ別々の仏を指している。ここでは、声明という儀礼に用いられる宗教音楽とバイオリンの演奏も行われて、なかなか幻想的だった。
その他、普段はギャラリーとなっている部屋で写経も行われていた。普通に青山を歩いているような若い男女が熱心に般若心経を書いている。
これは講演会の会場。中央は、高野山から持ってきた弘法大師空海像。壇上に灯されている灯りは、これも高野山から持ってきた千年以上前から灯されている貧女の一燈。蛭川立と高野山のお坊さんのバトルトークが非常に面白かった。
このイベントは、今年で3回目となる高野山カフェの番外編。実は、カフェHy'sのオーナーが熱心な信者なようなのだが、高野山真言宗総本山金剛峯寺と若い人達の協力によって、実に見事なアートな感じのイベントになっていた。会場内には、高野山からやってきたお坊さんが20人程。普段はあり得ない近い距離感で、気さくにお坊さんと立ち話が出来る。参加した皆さんにとっても、真面目に気軽にお寺(この場合、高野山という限定になるのだが)と触れ合えるまたとない機会となったのではないだろうか。
http://www.nankaikoya.jp/cafe/
http://www.583246.com/
会場は地上は何階建てだったか、地下は2階のカフェHy's前にて。ちなみに「五八三」とは高野山、「二四六」とは青山通り(国道246号線)を指す。「五八三二四六」とは高野山と青山通りをつなぐという意味である。ここは、普段はカフェ、レストラン、ギャラリー、ダンス教室に使われているのだが、この日一日は丸ごとお寺になってしまう、というイベントだったのだ。
ついて早速、真言宗に伝わる瞑想、阿字観の実修に参加。阿字観は、禅宗の坐禅とは異なる。坐禅が、人間の主観的な思考をなるべく排除して無になる方法を取るのに対して、阿字観は、良いイメージを湧かせて心の中を良い物で一杯にするという方法を取る。具体的には阿息観という呼吸法とイメージ法を組み合わせた瞑想なのである。
中央が阿字本尊。サンスクリット語の「あ」が書かれている。両側には胎蔵界・金剛界曼荼羅。30分程の実修だったが、ちょっと良い気分になる。
地下の梵字曼荼羅。見えにくいかも知れないが、サンスクリット語の文字がお香で書かれていて、それが燃えている。文字はそれぞれ別々の仏を指している。ここでは、声明という儀礼に用いられる宗教音楽とバイオリンの演奏も行われて、なかなか幻想的だった。
その他、普段はギャラリーとなっている部屋で写経も行われていた。普通に青山を歩いているような若い男女が熱心に般若心経を書いている。
これは講演会の会場。中央は、高野山から持ってきた弘法大師空海像。壇上に灯されている灯りは、これも高野山から持ってきた千年以上前から灯されている貧女の一燈。蛭川立と高野山のお坊さんのバトルトークが非常に面白かった。
このイベントは、今年で3回目となる高野山カフェの番外編。実は、カフェHy'sのオーナーが熱心な信者なようなのだが、高野山真言宗総本山金剛峯寺と若い人達の協力によって、実に見事なアートな感じのイベントになっていた。会場内には、高野山からやってきたお坊さんが20人程。普段はあり得ない近い距離感で、気さくにお坊さんと立ち話が出来る。参加した皆さんにとっても、真面目に気軽にお寺(この場合、高野山という限定になるのだが)と触れ合えるまたとない機会となったのではないだろうか。
http://www.nankaikoya.jp/cafe/
http://www.583246.com/