不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

自家製クラテッロ:切り出し、塩漬け

2018-01-19 | +肉・魚系保存食

ここ数年、自家製生ハムを仕込んできましたが、今年は新展開です。
師匠のDuckbillさんとわらびさんが、生ハムの最高峰のクラテッロ・ディ・ジベッロに挑戦してみるとのこと。お誘い頂いたので、私も一緒に仕込みをさせて頂くことになりました。
(わらびさん、Duckbillさん、いつもありがとうございます!)

自家製クラテッロ

使うのはやはりモモ肉1本。これを切り出して使います。
わらびさん、Duckbillさん、Sさん、そして私の4本分。

自家製クラテッロ

まずは仙骨(尾てい骨周辺)と寛骨(骨盤)を肉から外します。(モデルはSさん)

自家製クラテッロ

これが外した骨。骨にそってナイフを入れていくと、けっこうきれいに取り外せます。

自家製クラテッロ

左右あわせるとこんな感じ。中央が背骨です。
この骨にはけっこう肉がついており、持ち帰って、塩をふってオーブンで焼いて食べました。

自家製クラテッロ

骨盤を外したので、丸い大腿骨骨頭が見えています。

自家製クラテッロ

この置き方だと、下側が後ろ(おしり)側、上側が前(おなか)側となります。
ここから、後ろモモ、前モモの肉を切り出します。

自家製クラテッロ

大腿骨沿いに思い切ってナイフを入れます。(モデルはDuckbillさん)

自家製クラテッロ

さっきとは逆向きになってますね。
大腿骨の下にあるのが後ろモモ、上にあるのが前モモ(フィオッコ)。右端の三角のパーツ、およびすね部分は、各自持ち帰って食べます。

自家製クラテッロ

左が後ろモモ。右が前モモ。ここに塩と硝石をまぶします。

自家製クラテッロ

こんな感じで1週間、わらび邸におかせて頂きます。
翌週またおじゃまして、続きの作業をします。

自家製クラテッロ

翌週使うのはこちら。豚の膀胱(干したもの)です。生の状態でボールのように膨らませて乾燥させてあります。
これがクラテッロのミソ。
これまで膀胱を手に入れるすべがなかったのですが、とあるルートにて、特別に手に入れることができました。

自家製クラテッロ

日本だとする豚のサイズが小さいため、膀胱もずっともっと小さめです。以前わらびさんが手配してみた生の膀胱は、ぱっと見は親指サックくらいの大きさ。ふくらませてもせいぜいソフトボールくらいでした。

中国(およびイタリア)では豚をもっと大きく育てる(こともある)ようで、その豚の膀胱がクラテッロに使われるようです。


翌週は、白ワインで戻した膀胱に肉をつめ、ぎゅうぎゅうと縛り上げます。
縛り方のYoutubeも教えて頂き、イメージトレーニング中。
うまくできるかな~。ドキドキ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 巻き柿2018 | トップ | パス・クラサン(洋梨) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

+肉・魚系保存食」カテゴリの最新記事