採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ジャンドゥーヤパネトーネ(Cannavacciuolo社)

2021-01-27 | +パネットーネ・コロンバ

イタリアアマゾンで買ったパネトーネの、2個め。
ラストパネトーネはこちら。

Cannavacciuolo社パネットーネ

Cannavacciuolo社のジャンドゥーヤパネットーネです。
本当はこのメーカーのクラシコを頼んだのですが、手違いでこれが来ました。
ま、チョコ味は好きだからいいことにします。

1キロのパネトーネは、低面積がもっと大きく、背が低めのものが主流な気がします。
このメーカーは、背が高くてカッコいい気がして、選んでみたのでした。


Cannavacciuolo社パネットーネ

中身はこんな感じ。
表面には、(メロンパンのような)ココアクッキー生地と白いお砂糖をのせて焼いてあります。


Cannavacciuolo社パネットーネ

断面。
ほどよい黄色の生地。
ちょっとしたチョコレートトリュフくらいのサイズの大きなジャンドゥーヤがごろごろと入っています。
気泡はそれぞれが大き目。今シーズン買ったパネットーネの中で、一番大きな気泡です。


Cannavacciuolo社パネットーネ

断面アップ。
「きめ細かくなめらか」とは別系統の、ぷくぷく大き目の気泡です。

最近は気泡大き目のパネットーネも出てきているようで、フランスパンか?というような不ぞろいな大きな気泡のものもあるようです。


味見してみました。
香りは、開封した当初は、オレンジでもなくバニラでもない(もしくは、オレンジのようなバニラのような)感じ。香りって、今シーズン買ったもの、全部違っていて面白いです。

香りは実は時間が経つと変化します。
最後の方になってくると、バニラの香りは目立たなくなって、オレンジのような香りが強めに。
バニラの香りが飛んだのか、それとも何か発酵的な作用によるものか・・?(焼いたからもう酵母はいないのかな)

食べてみると、表面のクッキー部分は(生地よりも)甘め。
生地は、特に最初はオレンジ風味が弱めだったので、ジャンドゥーヤとよく合って、美味しいです。
ジャンドゥーヤ用に生地の風味を調節しているのか、クラシコと同じなのかはよく分かりません。

最初、いつものように少し温めてしにょしにょにして食べてみました。
そうすると、とっても柔らかで美味しいものの、ジャンドゥーヤが溶け気味になってしまって、穴からぽたりとお皿に落ちてしまったり。
なので基本的には、冷たいまま食べていました。
こうするとジャンドゥーヤがほどよい固さかつクリーミー。生地は、ほわほわのバタークリームを食べているような、しっかりしつつも口どけがいい、なんとも言えない食感。
例えるならば、シュー生地の内側の膜みたいなところのような食感かしらん・・・。

イギリスパンのようなきめ細か系と、あわあわ気泡大き目タイプは、かなり食感が違います。
どちらもそれぞれ魅力的な味わい。
これは、来年も両タイプ買わねば・・と思うのでした。


今回わざわざ選んで買った、底面積小さ目、背が高めタイプなのですが、これは、ちょびっとだけ食べたいときには少々不便な気がしました。
底面積大き目(背低め)と小さ目(背高め)、同じ角度でカットすると、ほぼ同じ分量になるはずなのですが、弧の長さが違います。ということは、底面積小さ目(背高め)は、小さな角度でカットすると、ヘラヘラの薄いスライスになってしまうということ。
パネトーネは、(私としては)それなりの塊で食べたいと思うので、厚切りにしやすい底面積大き目の方が、切りやすかったです。

この背高パネトーネの場合、少量食べたいときには、それなりの角度(厚さ)で切ってしまって、上下に切り分けてダンナサマと分けて頂くことにしました。
(上の甘いクッキー生地は、私はなくてもいいと思ったので、上側がダンナサマ、下側が私)


Cannavacciuolo社パネットーネ

原材料
小麦粉00番(小麦粉、小麦グルテン)イタリア産、ミルクジャンドゥーヤ19%(砂糖、ヘーゼルナッツ、カカオバター、全粉乳、カカオペースト、乳化剤。カカオ分26.6%)、遠心分離バターイタリア産、砂糖、卵黄イタリア産、水、母酵母、オレンジピール砂糖漬けのペースト(オレンジ皮、果糖ブドウ糖シロップ、砂糖)、レモンピール砂糖漬けのペースト(レモン皮、果糖ブドウ糖シロップ、砂糖)、小麦酵素、百花蜂蜜、バニラパウダー

表面:
砂糖、ミルクチョコレートチップ、グラニュー糖、アーモンド、卵白、杏仁、ヘーゼルナッツ、米粉、ジャガイモ澱粉、柑橘の食物繊維、カカオパウダー

小麦粉は、薄力粉的な00番に加え、グルテンも追加しているようです。
気泡大き目で背が高めのしっかりした生地を作るためでしょうか。

生地には、レモンピール成分も入ってたようでした。ぼんやりしてて気づかなかったけど、オレンジだけではない複雑な香りがあったかも・・・。

遠心分離バターとありましたが、日本ではあまり聞かないワードです。
イタリアではバターの製法にいくつか種類があるのかも・・?

あと、別になくても、と思ってアップの写真も撮り損ねた表面のコーティングですが、なんかいろいろな材料が入っていてびっくり。米粉とか、杏仁とか。
研究の成果のこの配合なのでしょうね。

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