採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

TIRIのパネトーネ

2022-01-20 | +パネットーネ・コロンバ

憧れのパネトーネ、イタリアのお友達に送って頂きました☆
(Aさん、ありがとうございました!)

素敵な青い箱のパネトーネは、TIRI。
dissaporeのサイトのランキングで、上位(5位以内)入賞の常連店です。

TIRIのパネトーネ

12月4日に発送して頂き、手元に届いたのは27日。
いま荷物が大変混雑しているとのことですが、所要日数20日間程度というのは、船便にしては早いかな?航空便だったのでしょうか。
(ちなみに日本発イタリア行きは、いまなんと、船便しか受け付けていないのだそう)


TIRIのパネトーネ

箱は、写真だとうまく写っていませんが、立方体ではなく角錐台形。紙はかなりぶ厚いです。
中には、わりとゆとりをもって、パネトーネが入っています。

TIRIのパネトーネ

袋をあけた瞬間、とてもいい香りが漂います。
何の香り、と特定はできないのですが(例えばオレンジとか)、とてもさわやかないい香り。
発酵の香りと、あとフルーツの混じった感じなのかな。

上のドームはぷっくりふくらんで、さほど潰れていません。
(やっぱり箱入りはいいな)
周囲は、心なしか、四角い箱にあわせた四角っぽい形状。

TIRIのパネトーネ

ケースとパネトーネは、やや隙間がある感じです。


TIRIのパネトーネ

カット。
生地は、明るい黄色で、軽やかな色合いです。
レーズンは、薄い色のサルタナかな。
レーズンやオレンジピールの場所などに、ところどころ大きな気泡があります。

TIRIのパネトーネ

折角なのでもう一枚。

TIRIのパネトーネ

引き裂いてみると、縦の繊維構造がよく発達しているのがよく分かります。

味は、とってもしっとり、きめ細かくてシルクのよう☆☆
食べた瞬間に香りが口に広がります。

実家の朝食で頂いたのですが、母が、
「今年これまで食べたパネトーネとは全然違う!」
と。
(実家で食べたのは確か、イータリーのボニファンティとカルディのコルシーニ)
ボニファンティはパサパサで論外として、コルシーニは結構しっとりだったようには思いますが、アルティジャナーレ(職人製。大量生産の工場製と違うという意味)のものは、何というか、フレッシュさ、そして造りの丁寧さのようなものが違う気がします。

今年、試食会にも行って何種類も食べて思ったのですが、「おお、これは」と思うのはやはりアルティジャナーレのもの。
工場製のものでも、パネトーネとして美味しくいただけるのですが、アルティジャナーレのものは、作った人の目指す方向性がなんとなく伝わる気がします。(未熟な味覚ではありますが)
きめ細かくしたいのか、むしろ気泡大き目でぼわぼわにしたいのか、コシを出したいのか・・。

TIRIは、しっとり繊細きめ細やか系。
そしてこれは、確実に日本人に受けそうだと思いました。

昨年頂いたベススキオは、パンの気配がしっかりする、コシのあるタイプのパネトーネで、これはこれで美味でしたが、
高級「”生”食パン」とか柔らかくなくな系が好きな日本人にはこちらが受けそう。
(私自身は”生”食パンは、一度だけ食べて、苦手と思いましたが。)


TIRIのパネトーネ

原材料:
小麦粉、バター、レーズン20%、砂糖、放し飼い鶏・カテゴリーA・低温殺菌の生卵黄11%、オレンジの皮砂糖漬け15%(オレンジ皮、グルコースシロップ、砂糖)、天然母酵母(小麦粉)、オレンジペースト、蜂蜜、塩、天然マダガスカルバニラ香料


こちらのものは、チェドロは使っていないようです。
あと、記載が細かいので、卵にこだわっているようですね。
確かに卵の味って、お菓子に結構影響します。
いい卵を使うと、焼いたときの香りがとてもいいと思います。


今シーズンの〆を飾る、スペシャルなパネトーネでした。


・・・・・

と思いきや。


年明け、ふと検索していたら、輸入がクリスマスに間に合わなかったと思われるパネトーネを発見。
名残にぽちっとしてしまいました。
(おばか)
もうひとつ、記事にします。

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