採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

パネトーネイベントにて8種試食

2021-12-27 | +パネットーネ・コロンバ

11月27日、とあるパネトーネイベントに出席して、パネトーネをいっぱい試食してきました。

行ってきたのは、パネトーネソサエティという団体主催の、
パネットニアーモ2021Novembre テイスティング会

ちょっと前に、こちらの団体のサイトをお友達に教えて頂き(Aさん、ありがとうございます!)、
時々ホームページを覗いていたのでした。
で、たまたま、このイベントの告知が。
試食できるもののラインアップも公表され、大半が食べたことがないものということを確認して、申し込むことに。

いちおう念のため
「パネトーネの試食、ダンナサマも行く?」
と聞いてみたところ
「えー、せっかくだから行こうかな」
と。
えっ、そうなの。

甘ものばかりだから、パスするかと思っていたのに。
(でもって、参加費、高いのに)

でもまあ折角だから二人で行った方が楽しいかも。仕方ない。
せめてダンナサマが楽しめるよう、ドリンクは、アルコールあり、にしてみました。
(ノンアルもしくはアルコールドリンク)


場所は、四ツ谷の小さなイタリアンレストラン「オステリア・デッロ・スクード」。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

出番をまつパネトーネたち。
午前の部、午後の部があり、我々が参加したのは午前の部。
(その日の夕方、お客さんの予定をダンナサマが入れてしまったため)

おそらく奥が、午前の部用。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

座席はこんな感じ。
飲み物をいろいろ出して頂けるので、グラスが沢山並んでいます。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

これは、口直しのおつまみ。主に塩味です。


さて、試食は、クラシコ4種と、各種味つき4種。
まずはクラシコから。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

左から
K ランテルナ・マジカ(日本)
B オステリア・デッロ・スクード(日本・会場レストランご提供)
G フラッカーロ
D ジャンフランコにコリーニ


K ランテルナ・マジカ(日本)
レストランとしてパネトーネを作り始めて、12年目だそうです。
ちょびっと齧ったところ何だか固く、香りもなくて、そういうものかと思っていたら、どうやら冷えすぎ状態だった模様。
持ち帰って少しあたためたら、バターの香りや甘みなど出てきました。
生地に酸味はけっこうあり。
イタリアのパネトーネは香料を使う場合が多いようだが、こちらはあえて不使用。

B オステリア・デッロ・スクード(日本・会場のレストラン)
今年初めてのチャレンジとのこと。
料理の仕込みをしながらのパネトーネの手入れは結構大変だそうです。
生地の酸味は、ランテルナ・マジカよりは少な目。
生地は気泡ちいさめで、柔らか、ふんわりしたスポンジ系。
使っているレーズンが酸味があるタイプなのが好み。

G フラッカーロ
生地の色が、(他と比べてだが)うす茶色。
さわやかでフルーティな香り。
みっしり、丈夫な生地とメモにあるが、冷えていたせいかも。
やや個性弱めか。

D ジャンフランコ・ニコリーニ
大き目の気泡が沢山入っていて、カットするときに、ぼわんぼわんと軽い感じ。
とても気泡が多いにもかかわらず、ドームが潰れていなくて、おそらくきちんと箱に入ってるのが好ましいです。
何だかわからないけれど、複雑な香りがよく香った。
縦にのびた組織の感じもとてもよく、これは、今まで食べたことがあるパネトーネとはまた違う、ぼわぼわ系?
美味しいので、もっと食べたいと思いました。

これのみ、イベントの時点でまだ買える唯一?のパネトーネのようでした。
販売代理店関係者の方が来ていて、
「青山のボンタ・イタリアというカフェでピースのイートインもしくは持ち帰りで買える」
とのチラシを下さいました。
(他パネトーネのの代理店も来ていましたが、今季の販売は終わりのようで、全く案内なし)



次は、独創パネトーネ。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

左から、
E バロッコ(ボッテガ)のマロングラッセ(イタリア)
L ルカ・マンノーリのコーヒー・ミルクチョコ・ヘーゼルナッツ(イタリア)
C オリヴィエリのベリーとホワイトチョコ(イタリア)
J ムッツィ洋梨とチョコ(イタリア)


E バロッコ(ボッテガ)のマロングラッセ(イタリア)
バロッコは、非常にメジャーな工業製品で安いものもありますが、これは少し高級な「ボッテガ」ラインだそうです。
マロングラッセのパネトーネはそれほど好みではないので、印象もそれなり。
美味しいけど、おかわりできるなら違うやつがいいかな。ていうか、最初から違うやつがよかったかな。

L ルカ・マンノーリのコーヒー・ミルクチョコ・ヘーゼルナッツ(イタリア)
これは、主催者の方が特別に取り寄せて下さったもののようです。
縦長タイプのパネトーネ。
チョコの味がおいしすぎて、生地の味はよくわからじ。
これは、一個まるごと買いたいおいしさでした。

C オリヴィエリ1882のベリーとホワイトチョコ(イタリア)
今年とても気になっていたパネトーネでした。
(こちらのネットショップでは、日本への発送もやっていて、買い物かごに入れるところまでしたくらいでした。)
日本で普通に買えるところはなく、特別なルートで準備して下さったもののようです。
ドライカシス、セミドライいちごなどのベリーは酸っぱく、ホワイトチョコは目には見えにくいですがやさしい甘さ。
美味しいです。(ホワイトチョコって甘すぎるかな、と危惧しましたがそういうことはなく)
生地の色は普通(特に目を引く黄色ということもない)のですが、独特の食感と質感でした。
もし買う場合は、生地の味を楽しめる具がいいかも。

J ムッツィ洋梨とチョコ(イタリア)
イータリーで買ったムッツィ・トンマーゾと同じメーカーですが、イータリーのものより少し高級なラインとのこと。
なので、前に食べた、100gサイズの洋梨とチョコレートよりは、チョコの粒も大きくて美味しかったです。
でも、洋梨はやっぱピンとこないかな。。。
でも、この高級ラインでも、上のドームが盛大につぶれています。
箱じゃなくて紙包みなのでしょうか。(印象よくない)



パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

ひとりあたりのポーションは、これくらい。
16分の1かな?もっと少ないかな?
とはいえ8種類もあると食べきれません(お酒に苦戦してたせいもある)。
会場はけっこうにぎやかで、集中して味見できない状態で食べてしまうのも勿体ないです。
こんなこともあろうかと一応タッパ持ってったのですが、最後、持ち帰り用ビニール袋も配られて、助かりました。


パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

お酒のリストはこちら。
ソムリエさんが出席して下さって、お酒のチョイス、サーブをして下さいました。
私は知らなかったのですが、パネトーネには甘いスパークリングワインをあわせるのが定石なのだとか。
そのほか、アマレット、ヴェルモットなど、いろいろ味見できました。
が。
全てが甘いお酒。
甘い、強めのお酒ばかり何種類もというのは結構大変。
会場では、お酒を飲み干すのに集中し(持って帰れないので)、パネトーネまではちょっと進まない、という状況でした。
(他の人はどうなのか分かりませんが)
アルコールなし、水とか麦茶だけで、パネトーネのポーションがもう少し大き目の方がよほど嬉しいんだけどなあ・・・・。

持ち帰ったものは、必要に応じてあたためて味見しました。
会場よりよく味がわかったので、持って帰ってよかったです。

会場では、名刺交換をしている人たちが多数。
どうやらかなりの方が食品/飲食業界のようでした。


楽しいイベントでしたが、ちょっと残念だったのは、原材料の記載部分が見られなかったこと。
できれば全てについて配ってほしかったなあ。
小麦粉がタイプ0なのか00なのか、など、作り手のこだわりが原材料欄から少しは分かるので。

あと、提供されたパネトーネが、今年は売り切れで買えなくてもいいので、どこで買えるのかの一覧もあるとよかったです。
代理店の方々が来ている割には(一社以外は)全く情報がなく、
「へー、予約で売り切れてて、これ以上売る気はないんだー」
という印象を強く持ってしまいました。


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