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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

神戸屋のパン「むぎの詩」シリーズ

2012-03-01 | +パン・麺・穀類

2月も末だというのに昨日はしっかり雪が降って、雪景色になりましたね。
午後には雨に変わって皆溶けてしまいましたが・・・。

大粒の牡丹雪が降りしきっていてなんだか気分がワクワクするので、雪見がてら買い物に行ってみました。
 

2012/02/29雪の日

長靴をはいて。

長靴だと、普通の人が歩かないところもスタスタ歩けて、ちょっと優越感。

 

2012/02/29雪の日

見慣れた景色が一変して幻想的な雰囲気になります。

ほとんど誰もいないところも、何だか嬉しいです。

 

2012/02/29雪の日

北欧の森みたい・・。

雪の日って普段より音が静かなところも好きです。 


てくてく歩いて買いに行くものは、パン。
パン屋さんではなくて、スーパーなのです。

先日、パン屋さんに行く時間がないからと試しに買った神戸屋の「オリーブの香り」というパンが大当たり。
表面のクラスト(皮)は、パン屋さんのパンほどカリカリではないものの、中の気泡が大きくつやがあり、とっても美味しいパンでした。
パン屋さんでは「リュスティック」として売られているような、水分が多めのパンに似ています。
ややしんなり気味のクラストも、トースターで焼けばパリパリになります。
このパンがスーパーで買えるなら、しばらくパン屋さんに行かなくてもいいかも!
と思った程。


雪の中、パンを買いにいくなんて、『小さなお茶会』のもっぷみたい。
(でも気温が高いせいか地面の雪は溶けていて、フローズンマルガリータみたいになっているけれど)

勇んでスーパーに着いてパンコーナーに行ってみると、お目当ての「オリーブの香り」がありません。
あれ売り切れ?
いや、棚にはめ込んであった札自体がなくなっています。

あららら?

店員さんに聞いてみると、神戸屋の「むぎの詩」シリーズは、3ヶ月くらいで商品が替わることがあるとか。
「オリーブの香り」はもう作らなくなったみたいです、と。

えー、そんな~ぁぁぁ。

スーパーに売っているのですっかり定番商品だと思い込んでいましたが、限定商品だったとは。
それとも、売り上げがいまひとつで淘汰されちゃったのかなあ・・・。
なくなると分かっていれば、買い溜めしておいたのに・・・・。

予想外の美味しさにびっくりしたときにすぐ、ブログの記事にしようかな、とも思ったのです。
でも、いつでも買えるし、と写真にも撮らず。

ああ、まぼろしの「オリーブの香り」・・・。



気を取り直して、別のパンを買ってきました。

2012/02/29神戸屋むぎの詩シリーズ「パン・オ・ルヴァン」

「パン・オ・ルヴァン」というもの。
天然酵母種を使ったもののようです。

 

2012/02/29神戸屋むぎの詩シリーズ「パン・オ・ルヴァン」

神戸屋の「むぎの詩」というシリーズは、イーストフードや乳化剤を使わないものだそうです。
このパン・オ・ルヴァンの原材料は、小麦粉・ライ麦粉・ルヴァン種・食塩・発酵風味量・パン酵母・モルト・ビタミンC

パン屋さんのパンとほぼ同じです。

 


お目当てのパンはなく、雪も半分雨に変わり、スーパーからの帰りは、とぼとぼ・ぐしょぐしょ(つる)びちょびちょ、という感じでした。


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調べてみると、1994年のクープ・デュ・モンド(パン職人のオリンピックのようなもの)に日本チームとして参加された方の一人が、このむぎの詩シリーズに携わったそうです。
この年のクープ・デュ・モンドで、日本は初参加だったにも関わらず、3位入賞!(すごい!)

その後、営業サイドからの強い要望で、「本物のパンの味」「イーストフードや乳化剤不使用の無添加」にこだわったパンを開発することに。
高い技術を持つ職人さんとしては、本物のパンを(工場で)作れるなんてやったー、と喜んだのだろうと思いきや、むしろかなり困ったのだそうです。
実際、「それはそれは本当に大変」だったようです。
最初はほとんどパンにならなかったとか。
そして試作で成功しても、ラインに乗せるとダメだったり、ということが何度も繰り返されたそうです。
くじけそうになっても、営業側が一歩も退かない強い信念があったとか。

営業の人、えらい!
そしてそれを実現させた技術者達もすごいなあ。

スーパーのパンひとつとっても、色々な技術の結晶なのだわ。
現代人って、舟の舳先に立っているようなものかも、と思います。


■参考情報
(1)むぎの詩開発者のインタビュー記事

(2)むぎの詩シリーズの商品紹介
(ここしばらく更新されていないようです)

 

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こんばんは。 (juno)
2012-03-01 22:22:32
こんばんは^^ずっとブログを拝見していますが、コメントするのは初めてです。「『小さなお茶会』のもっぷみたい」に思わず反応してしまいました。雪の日にパン屋にパンを買いに行って、お日様とばったり会う話ですよね^^10歳の頃にリアルタイムで読んで、「頭の上で焼いてから、トラバターを塗ったトーストってどんな味なんだろう、、、」と思ったのを思い出しました。

実家が中国地方の海沿いの田舎で、子どもの頃から山や海で採集生活をおくってきたので、記事の内容に共感しています。両親は未だに海に出かけては、ワカメやアラメやヒジキを取って送ってくれます^^

これからも更新を楽しみにしていますね。
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はじめましてようこそ! (●junoさま~Fujika)
2012-03-05 14:34:26
はじめまして☆
コメントありがとうございます!

『小さなお茶会』、私もほぼ同時代で読んでいたクチです。雑誌は買っていなかったのですが、花とゆめコミックス7巻を持っています。
トラバター、さぞ美味しいだろうなあ、とずっと思っていました・・・。
このマンガで、ぷりん奥さんが女優のびおら・ぱおらが美人なのに比べて自分は・・としょげてしまう話が好きです。ほかにも色々。

海の採集はほとんどしたことがありません。
採りたての海藻は美味しいでしょうね。
貝とかも拾えるのかな。いいなあ☆

今後ともよろしくお願いします。
お返事はやや遅れがちですが、どうぞお気軽にコメント下さいませ。
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Unknown (juno)
2012-03-06 09:12:24
Fujikaさん、お返事ありがとうございます!!

私も当時買った花とゆめコミックス、全巻持ってますよ(すっかり日に焼けて茶色になってますが、、)^^これだけは捨てられません。びおら・ぱおらのエピソードはナッツミルクティーが出てくる話ですよね。あの後日譚(マーマレードと詩の朗読会)の話もいいですよね。ぷりん奥さんのために書いたもっぷの詩(最後は「・・・僕の眠りの頂上に立つ避雷針」でしたっけ?)も素敵でしたよね・・。はなのめ村の駅長さんの話とか、もっぷが嘘をついて一人で旅に出る話とか、今思うと内容は大人向けですよね。9~10歳頃に夢中で読んだので、ほぼ全話暗記しています^^;

海での採集生活もいいですよ~。日本海沿いで山も海も近かったので、山菜や海産物を毎週のように採りに行っていました。ちなみに魚釣りデビューは3歳でした^^貝も、シジミや、岩牡蠣、アサリなどを採りに行ったことがありますが、どれも新鮮で最高に美味しかったですよ。

茨城県には行ったことが無いので、是非一度行ってみたいです。Fujikaさんのブログをを読んでいると行ってみたくなります^^

お返事は無くても全然気にしません。春めいてきて、これからお忙しくなると思います。無理せずお過ごしくださいね。
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岩牡蠣まで! (●junoさま~Fujika)
2012-03-12 11:35:05
こちらこそ、お返事ありがとうございます☆
懐かしくなって『小さなお茶会』を再び読みふけっておりました。実は(今の)家でも読みたくて、4冊組の愛蔵版を持っているのです。
私も殆ど覚えているので、読み返す迄もなかったりするのですが、絵が緻密で丁寧で、読むたびに発見があります。

貝の採集、いいなあ・・。
実は泳げないので水がちょっと怖いのですが、きのこ狩りに通じるものがありそうです。
岩牡蠣は、やはり道具を使って剥がし取るのでしょうね。美味しそう・・。

茨城のうちのあたりは、海も山も遠いですが、いいところも、まあそれなりに
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