晩春頃、植え付けの準備をしていたら、雑草の陰になるところ(地表)に目を疑うものが。
こんもりひとつかみ程度、殻を剥いた落花生が、土にもまみれずひっそり積んであったのです。
「え?何?何でここに??」
丁度長雨が続いた後でした。
ネズミの地下食料貯蔵庫が水没しそうだったので、きゃつらが一時的に地上に運び上げておいたのかも?
前年秋は、落花生苗を2つ植えたのですが、ナニノカに全て食い散らかされ、人間の割り当ては一切なし。
この落花生は、もとはといえばウチのかも!(よその家のものかもしれないけど)
どちらにしろ、仕返しのチャンス。
種として、植えちゃうもんね。
あまり畝もつくらず、狭い間隔で一粒ずつ播いてみました。
収穫を期待する、というよりは、ネズミの食料備蓄を横取りする(というか、昨秋取られた分を取り返す!)、というのが主な目的です。
追肥もせず、雑草にも埋もれかけていましたが、秋まで生き延びた株もありました。
試しに掘ってみると・・・・
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なんか出てきた! 収穫量としてはお粗末ですが、初めての落花生の収穫です。 昨年は2株苗を買って収穫ゼロ。今年はネズミの落花生を横取りして、収穫あり。 人類の尊厳的には負けてるかもしれないけど、勝負(?)には勝ってるはず!
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立派なモヤシみたいなのは何だろう?と思ったら、落花生が芽を出してしまったもののようです。 もうちょっと前に収穫した方がよかったということか、それとも元々殻が傷んでいるようなものは、芽が出やすいのか・・・。
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洗ってみました。 すぐ洗うつもりが、4日ほど放置。そのせいか、あんまり綺麗になりませんでした。 茹で落花生にしようかと思っていましたが、殻がカサカサと乾いてきてしまったし、汚れで泥臭くなってしまうかも。 (多分表面に多少土の色がついたくらいでは匂いが中にしみるようなことはないのだろうけれど・・)
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結局、割って使うことにしました。 小さい落花生だなあ、と掘るときに思いましたが、そういう品種のようです。 (中国のおつまみピーナツってこんな形・サイズですよね)
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全部剥いて、このくらい。
ネズミ備蓄として発見したのをそのまま食べてしまえば楽だったかも、と殻を割りながら思ったりしましたが、植えた分よりは増えて、5倍くらいにはなった気がします。
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剥いた落花生は、中華風おこわにしました。
殻がもう薄くて、乾燥気味かと思いましたが、とても柔らかかったです。
もし殻付き生落花生、または乾燥の生落花生が手に入るようでしたら、(水で一晩戻して)茹でたり、おこわに入れたりをお試し下さい。
柔らかくなって、カリカリのナッツとは全く違う食感で、エンドレスで食べてしまいそうになります。カロリーや油脂分は変わらないはずなのでキケンです。