お正月もあっという間に過ぎて、もう七草の日となりました。
私は、年末から実家に行き、今年は(雨に祟られたりしつつも)スモーク三昧。
恒例のお菓子の家づくりもやりました(姪っ子達が組み立て・飾り付け) 。
(詳しくはまた後日、記事にします)
お正月、母と一緒にいろいろ料理するのもいいけれど、そのあと出来上がった製品を持ち帰り、数日間ほとんど料理せずに済むところがまたいいものです。
1/5、6の週末は、そういう訳で、 ごはん作りはほとんどせず、干し芋作りにはげんでいました。
大きな蒸し器なので、一度に3キロくらい蒸かすことが出来るのですが、それを5回くらいはやったかな。
段ボール2箱分も片付きましたが、 まだ、先は見えません・・・。
この週末のおかず
貰ってきたカニと薄切りレンコンマリネの巻きずし
スモークサーモンの巻きずし
ローストビーフサンドイッチ
なます、いもようかん、その他お正月料理の残り
==年明け早々は、簡単に書ける話題から・・・=================
丸一年前(2011年の年末)は、タカキビ粉を使ってタカキビ餅を作りました。
雑穀のアクのせいか、やや渋みのあるお餅が出来上がりました。
その後、JA白樺の農産物直売所で、粒状のタカキビを発見。
確か粒状のタカキビを搗き込んだお餅もあったはず、ということで購入しておきました。
ツブツブ感が美味しいかも。
参考サイトをざっと調べただけですが、次のように作ってみました。
■■タカキビ餅
■材料
もち米 4合(720cc)
タカキビ(粒状) 500cc弱
■作り方
(1)粒状のタカキビは、軽くとぎ、たっぷりの水にひたしておく。時々水を替える。
資料によると4、5日水に漬けるようですが、今回は3日漬けました(12/28晩に水に漬けて12/31に餅つき)
(2)糯米は一晩水に漬け、ザルにあげておく。
(3)タカキビは直前にザルにあげて水を切り、糯米とざっと混ぜ、餅つき機に入れて蒸し、蒸し上がったら捏ねる。
(4)のし板にラップを敷いて、そこにお餅を置いて上からもラップして平らにのばす。
ほどよい固さになったら包丁で切る。
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こちらが粒のたかきび。 |
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もちつき機で、もちつき中。 |
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つきあがり。 |
つきたてをちょっと味見してみたところ、タカキビ餅特有の渋みがかすかに。
むむ。これは好みが分かれるかも?
(トチ餅みたいに、やや渋いので、あんこや黒蜜があいそうな感じ)
その後、やや固くなったのしもちを焼いて食べてみたところ、今度は渋みはほとんど気にならない感じでした。
去年のタカキビ粉のお餅より、随分食べやすいです。
特徴的だと思ったのは、お餅部分が、みにょ~ん、とえらく柔らかいこと。
(やわらかくとろけ易いので、焼くときトースターの網にくっつきやすいです)
粉のタカキビを入れたときは、むしろお餅の粘りが減って、しゃっきりシコシコした歯切れのよさだったのに、粒のタカキビ餅は、えらくねばります。
タカキビから何らかの粘る成分が出たのかな?
とろろっとするものの、お餅本来の「伸び」は逆に少なく、簡単に千切れやすいです。
お餅を喉に詰まらせて、という事故は起こりにくいタイプのお餅ともいえます。
そして、お餅部分が柔らかいせいか、タカキビ粒のゴロゴロ感というかザラザラ感がやや目立ちます。
タカキビが煮え足りなかったのかな?
タカキビを、予め下ゆでしてからお餅に搗き込めばよかったかもしれません。
とはいえ、割と美味しいお餅で、 私は気に入りました。
(母はあんまり、みたいなので、全部私が貰って帰りました)
■参考情報
(1)たかきび粉だけで作る へっちょこだんご(うきうきだんご) (当ブログ)
2009年8月頃に作りました。
(2)岩手の郷土料理のたかきび餅
たかきび粉と米粉と砂糖(カサで2:1:1)と水を混ぜて蒸し、捏ねてから伸して切る、というもの。
(3)粒のたかきびを使ったたかきび餅
もち米1kg、たかきび粒300gという配合。
粒状たかきびだと、ツブツブしていて美味しそう!
別サイトによると、たかきびは4-5日間水に晒して(場合によっては茹でこぼして)よくアクを抜く必要があるとのことです。
(4)岡山県の郷土料理のたかきび餅
もち米:粒状たかきびは、1:1。
出展は、Actiz (ゼンリンの地図情報サイト)>ふるさと百景美味豊味 >岡山県
この「美味豊味」というサイトは、農文協の『日本の食生活全集シリーズ』のダイジェスト版のようです。
各県の郷土料理数種類とその作り方が、写真つきで紹介されています。
図書館に行けば本は借りられるけれど、ネットで気軽に見られるのも嬉しいものです。
日本の料理なのにイタリア料理より謎の食べ物があって、目からウロコ。お勧めですよ~。
(5)楽天だと例えばこちらのお店にたかきび餅があります。
こちらのは、たかきび粉使用タイプのようです。お餅とタカキビ粉の配合割合は不明です。
(6)たかきび粉だけで作るお団子は岩手の郷土料理で、へっちょこ(へそ)団子といいます。
いわての文化情報大辞典>生活文化>郷土料理>おやつ類>へっちょこだんご
こちらのHPには沢山の郷土料理や郷土の食材を使った新郷土料理があり、とても興味深いです。
(7)きび餅というと普通は稲キビ(黄色くて小粒の雑穀。こきび。もちきび)を使ったものを指すようです。
稲キビのきび餅の作り方
ここではもち米:稲きびは、重さで1:1。カサだとキビの方がだいぶ多めに見えます。
(8)雑穀は、収穫後の調整(脱穀・選別等)が大変と聞きましたが、(業務用ではなく)個人レベルの菜園で育てている人も。
どういう工程なのか気になります。
・タカキビの収穫風景が。
・タカキビの収穫から乾燥まで タカキビの脱穀(その1)
(9)雑穀の栽培や収穫後の処理については、本やDVD「郷田和夫の雑穀調整技法」(8800円!)があるようです。
雑穀情報 「つぶつぶ.jp」
雑穀の種・本・DVDなどの販売 「つぶつぶネットショップ」
(10)2011年末作成のたかきび餅(タカキビ粉使用) (当ブログ)
ひどく甘い品種で、サトウキビの代わりにちょっとかじって、残ったものは近所で飼われているウマのおやつにしています。
モチ米には紅染糯(べにぞめもち)という赤米を七分づきにして混ぜます。赤飯で作ったような色に仕上がります。
実は使わず、(人・馬が)茎をかじるためなのですね?
サトウキビのように甘いとはびっくりです。
育てるのは難しいですか?
私としては、実をとるために育ててみたいような気もしますが、収穫後の調整が大変そうだな、やっぱり・・。
赤いお米、産直で見たことあります。
お餅が赤くなってきれいですよね。