昨シーズンのカット干し柿が、冷凍庫にありました。
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冷凍する前の段階で、しっかり粉を吹いていた状態です。 カチカチではないけれど、噛みしめる感じの固さ。
これを使って、以前から気になっていたケーキを作ってみることにしました。 バターを使わないフルーツケーキなのです。 (何年も前にコピーしたので、もとの本が分からなくなってしまいました)
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レシピを転記しておきます。
●材料(900ccのパウンド型1個分) デーツ 225g 水 275g 様々なドライフルーツ あわせて450g 全粒粉 75g 小麦粉 150g ベーキングパウダー 小さじ3 スパイス 小さじ1 オレンジ果汁 75cc
●作り方 ・鍋に水とデーツを入れて沸騰させる。(おそらくペースト状にする) ・他の材料を入れて混ぜる。 ・180度のオーブンで1時間ほど焼く。
バターなしですが、なんか、普通のフルーツケーキっぽい感じですよね。 本当にこんな風になるのでしょうか? 確か「バラブリス」というお菓子もバターなしでこんな感じのフルーツケーキだったような気がします(あまり調べていませんが)。
まずはテストで、少量(小さいパウンド型1本分)、作ってみることにしました。 もとの材料の、5分の2倍。
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カット干し柿から種を取り除き細かく刻み、水で煮たものに、ドライフルーツを混ぜたところ。
ここに粉類を混ぜて行ったのですが、とてもパフパフに粉っぽいため、急遽卵を1個加えました。 焼くというより蒸したくなるような生地の質感だったので、パウンド型には2重のアルミ箔できっちりフタをして焼きました。
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できあがり。 なんかそれっぽくなったかも。
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断面。 本の写真とは違うけれど、割といい感じ。 味も、バターは入れていないけれど、十分お菓子っぽいです。 ドライフルーツがぎっしりで、贅沢な風味。 (特に、即席の紅まどんなピールが、見た目的にも味の点でも効いてる)
これは結構いいかも。 という訳で、今度は残りのカット干し柿を全部使う方向で、量産したのでした。 ところどころちょっと変えつつ。
そしたら、なんか、思ってたのと違うのが出来た・・。
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少々目がつまって、色が濃いめ。 (膨らむかと思ってつけた、哀れな真ん中のくぼみを見て・・・) 前回のものよりも、ベルベデーレぽいというか、クリスマスプディングぽいというか、ずっしり系になりました。
味は、ドライフルーツもたっぷりだしすごいダメということはないのだけど、初回との違いに呆然・・・・。 ダンナサマは、「え、別にいいと思うよ」とフォローしてくれたのですが。 (ちょっと前、一週間ほどブログが書けなかったのは、これで落ち込んでいたせいでした・・・)
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この違いの原因はおそらく次の通り。
・初回、とてもパサついた生地だったので、今回つい、水分を多く入れてしまった
(初回、出来上がりはまあまあだったのに、そちらを無視して、焼く前の生地の質感を変えてしまった。やらなくていいことをした・・・)
・生地の量の割には容器が小さくて、無理に何回も練り混ぜることになってしまった。
・とても湿った生地だったので、焼き時間を長くしたのだが、そのせいでカラメル色になった
・クルミを入れたのもやや生地が重くなった原因かもしれないが、結果的に、このずっしりケーキにはクルミがある方がよかった。
この予想外・ずっしりケーキは、ゆきがかり上、幾人かにお渡ししてしまったのでした・・・。
こういうものだと思って消費して頂けれたのだといいけど・・・・。
いまだに、心の傷がうずく・・・。
何か成功確実のお菓子を作って、気持ちを切り替えようかな!
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