さてさて、この冬のパネトーネ爆買い記録、続きます。
シチリアのお店(Forno Impero)をぽちってしまった後に探したのは、日本のショップ。
イタリアのいいものって、きっと日本に入ってきているはずよね?
で、主に楽天市場とアマゾン、あと、ざっくりグーグル検索もやってみました。
(コメント欄で教えて頂いた「イータリー」、そういえば東京駅内のお店に立ち寄ったことがありました。
お店の名前は知らない訳ではなかったのに、検索してみることを思いつかず、無念!)
狙っていたのは、ほどほどのお値段で、1キロサイズ(パネットーネは大きい方が美味しいと思うので)、フレーバーは、クラシコタイプ(チョコのはもうコストコので食べたし)、もしくはほかのフレーバーにしてもクリーム注入のないもの、でした。
しかし、まず、1キロというサイズのものが少ないです。
イタリアの、とくにいいものは、かなり輸入されているはず、と信じていたのですが、値段が高くなりすぎるし、大きいものは好まれないのか・・。(探してるサイトも不十分だったかもだけど)
これはいいかなーと目に留まったのはLoison(ロイソン)。
以前ウィーンで買ったコロンバと同じメーカーです。
が、お目当てのサイズのものは売り切れ。
12月初旬でも手配が遅かったのかしら!?
買おうと思っていたものが売り切れ、となると、アタマぷっつんしがちですよね(え、違う?)
両目の中が炎マークになってる感じで、ガンガン検索。
ようやく見つけたのが、トスカニーという楽天のワインショップ。
スカルパートというメーカーのパネットーネクラシコ、袋入り、です。
ヴェネツィアのあるヴェネト州の、老舗お菓子メーカー(中規模くらい?)だそうです。
税込み3800円くらい。
注文受付後にまとめて輸入手続きをし、その後宅配してくれるようで、注文後、しばらく待つスタイルです。
イタリアのスーパーマーケットだと、大手メーカー製のかなり美味しいパネットーネが5ユーロ未満から買えるそうです。
(値段と味は必ずしも比例してなくて、10ユーロのものより5ユーロの方が美味しかったりするのだとか)
これがイタリアでいくらなのかはわかりませんが、1000円くらいかしらん。
(日本に運ばれてくると3倍くらいになると聞いたことが。)
ま、値段のことはいいのさ。年に一回のお祭りだ☆
12月9日に注文、18日に届きました。
不覚にも外観の写真を撮り忘れ、サイトからお借りしました。
こんな感じで、透明な袋に入っていました。 |
紙ケースより上の部分が、ほぼぺっしゃんこ。 |
くっついていた栞。 |
原材料 |
さて、お味ですが、これが、とっても美味。
(経験浅くて説得力ありませんが)パネトーネってこういう味、という味です。
生地は(電子レンジで復活させて)とってもしっとり、山形食パンのような縦に伸びる組織の感じがあります。
食べてみると生地全体から柑橘系のいい香り。
何種類か食べて気づいたのですが、パネトーネの香りに影響するのは柑橘ペースト・バニラ・蜂蜜(あとバターや発酵の香り)で、メーカーによりそれぞれの有無・強さが違って個性が出てきます。
これは、さわやかな柑橘(オレンジ系。例のシチリアみかんかしら)の香りが印象的。
全体的な甘さもちょうどいいです。
コストコのは、鋭い甘さが後に残る印象でしたが(ピールの原材料中の転化糖かと)これはそういうこともなく、大きなひときれを、簡単にぺろっと食べてしまえました。
レーズンやオレンジピールの分散もほどよい感じ。
(おいしくてついぱくぱく食べてしまったので、これがシトロン、というかけらには気づきませんでした・・)
味としては、パネトーネ・クラシコが食べたい人には「おいしかったよ☆」とおすすめ出来ると思いましたが、ぺしゃんこがちょっと残念だったかなー。
せっかくメーカーがぷっくりふくらんだめでたいものを作っているのに、それがお客さんのもとに届かないなんて勿体ない。
3,000円台におさまる感じで、箱入りだともっといいかなーと思いました。
(原価も送料も高くついて、多分おさまらないからこの形態になったのでしょうが)
■参考情報
スカルパート社2020クリスマス菓子カタログ (イタリア語サイト)
クリーム入りパネットーネが多くてびっくりです。最近の流行りなんでしょうか。
■イタリア産パネットーネがネットで買える日本のショップ(アマゾンは探しやすいので除く)
トスカニー(楽天市場)
イータリー
(コメント欄にて教えて頂きました。KAさんありがとうございます)
2020年の案内によると、予約期間は10/16-11/1。
取り扱いメーカーはボニファンティ社Bonifantiが定番で、2020年はそれに加え、イタリアで創業から200年以上の歴史を誇る老舗、アンティカ・パスティチェリア・ムッツィ社の「ムッツィ・トンマーゾ」があったそうです。
それぞれ、いくつかのフレーバー。クラシコのほかアマレナやオレンジ+チョコ、洋梨+チョコ、マロングラッセなど。
アルモニア
イタリアのマウロ・モランディンのパネットーネを取り扱い。
(後述のマンダリン東京オリエンタルのベーカリーシェフが参考にしたパネットーネのひとつ)
サイズは各種で、Lサイズはおそらく1キロで、約1万円。
ピアッティ
イタリア食材のネットショップ。
エミリア・ロマーニャ州のバルサミコ酢で有名なModena:
モデナのさらに山奥、Pavullo nel frignano:パヴッロ・ネル・フリニャーノ という村にある小さなお菓子屋ジャンベルラーノGiamberlanoのもの。
9月頃から予約して、12月の発送。
予約外でもいくつか販売しているようですが、あっというまに売り切れるようです。
コロンバの時期に検索してたまたまみつけ、どうしようか悩んでいる2,3日で売り切れてしまいました。
三越伊勢丹
(フード>パン>その他パンカテゴリ)
フラッカーロ・スプマドーロ社(Pasticceria Fraccaro)のクラシコ500gのもの。
この会社もヴェネト州の企業のようです。
同じメーカーのものがアマゾンにもあるみたいです。
日本で手に入るパネットーネのテイスティングレポート
ムッツイ・トンマーゾ、ボニファンティのイータリー取扱品のほか、イタリアのカンテリーノ、そしてシニフィアンシニフィエ、ラ・フィオッキなど日本メーカーのもの。アルコールとのペアリングも検討。
マンダリンオリエンタル東京のパネットーネ
パン部門シェフが研究してパネットーネを作っているようです。(最大600g)
ネット販売はなく、ホテル併設のショップでのみ販売。カフェでも提供。
(東京駅と神田駅の間くらいの場所)
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