採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

マロンパイ(フィロ生地使用)

2017-12-28 | +お菓子(西洋)

先日の生ハム会のとき、フィロペーストリーを1パック解凍したのでした。
でも使ったのは4枚。
大半が余って、冷蔵庫で徐々に乾燥しつつあります。
なんとか使ってしまわないと!

フィロ生地は、破れやすかったり乾燥しやすかったりして、扱いがとても厄介です。
あと、具をどれくらい用意したら丁度いいのかが、まったくわかりません。いつもあてずっぽう。
食べるとパリパリして美味しいのだけれど、加工はかなりの苦手感があります。
すごく憂鬱だったけど、でもせっかくのフィロ生地だし、意を決して加工することにしました。

今回はマロンパイを作ります。

■■今回のマロンパイの具
バター 100g
粉砂糖 80gくらいか
卵 2個
ローマジパン 160g(アーモンド粉110g、砂糖50gに相当)
栗ペースト 400g
渋皮煮瓶詰め ひとびん
チョコレート 適宜

あてずっぽうの分量で作りました。
アーモンドペースト:栗=1:1くらいとなります
割とねとねとして、手では丸められないペーストになりました。
この柔らかさならば搾り出して使うといいかも・・。
焼くとぶりん、と固まって、さほど違和感のない味です。
以前作ったときは、もっと栗比率が高かったせいか、手で扱いやすくて食感は栗餡ぽい、ほくほくしたものだった気がします。
出来上がり分量は、ペースト840g+渋皮煮で、1キロちょいくらいかな。
これで、おおぶりのパイを作ってフィロを丁度使い切るくらいでした。

包み方も迷います。
前の、三角形の包み方は小ぶりサイズで食べやすくてよかったのですが、ちまちま作るのは結構大変。
今回は大き目の包み方をいくつか試してみました。

マロンパイ

フィロ2枚を溶かしバターでくっつけたものを、適当なサイズにカット。ここに餡を置いて、板チョコを小さな3かけらくらいおきます。で、転がして包みます。
・両端を途中で折り返す
・両端を最後に折り返す(果し状みたいな感じ)
・両端を折り返しなしで押し付けるだけ

マロンパイ

春巻きみたいになりました。
中央は、正方形に近いフィロを4枚重ねたものの上に餡を乗せ、適当に周囲を持ち上げてぎゅっと絞ったもの。
見た目は豪華ですが、冷凍保存には向かないかさばる形状なので、4個でやめました。

マロンパイ

べのん、と長いのが、両端折り返しなしのもの。
可愛くはないです。


今回は汁気のない具なので、両端折り返しはなくても、問題はありませんでした。
(汁の出るひき肉やチーズ、煮リンゴなどだとちゃんと折り返して密封する必要があるかも)

春巻き型は、可愛くはないかなあ。自分で食べるならこれでもいいかな。
今回作らなかった三角形のサモサ型は小ぶりでおやつとして食べやすい。大量だと、作るのもオーブン待ちのためどこかに置いておくのもすごく大変なのだが、フィロ半量分くらいなら、これで作るのもいいかも。
巾着袋みたいな形は、豪華に見せたいときはいいかも。折り上げた部分もとってもパリパリだし、食べやすくはないけれど、美味しい。


■今回の反省・今後の課題
・フィロは、2枚をまず溶かしバターでくっつけてしまうと、乾燥も防げるし破れにくくて扱いやすくなる。

・甘さ控えめの栗餡にチョコを埋め込むのは割とよかったのではないか。今回は、入れるつもりだったのに忘れたのもある・・・。

・次はアーモンドペースト2:栗ペースト3
=(アーモンド粉、砂糖、卵、バター各70g):栗ペースト400g
=(アーモンド粉、砂糖、卵、バター各50g):栗ペースト300g
でやってみよう。(砂糖は味見して適宜ふやす)

・次はマロンパイばっかり大量にできてもなんなので、別の、塩味の具も容易する。ひき肉とか。
 (マロンパイがいっぱい出来ちゃってさー、と愚痴ったら、ダンナサマがアドバイスくれました)
 ひき肉だねが余っても、そのまま焼いて肉団子にしてもいいし、困らないかも。

・今回使ったのは、ウィーンで買ってきた冷蔵フィロ生地を冷凍しておいたもの。
日本で売っている冷凍のものと微妙に違います。打ち粉が少ないです。日本で買った冷凍のものは、パサパサ感があって塗るバターに卵を混ぜたくなるけれど、今回のは溶かしバターのみでも美味しい。

・開封する前に、フィロ生地のサイズ、枚数を確認し、新聞紙でサイズの模型をつくって、何等分に切るといくつ出来るのか、など予習しておくとよい。

・搾り出し袋を使って餡を細くして、ごく細く作るのもいいかも。



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今年の更新はこれで終わりです。
みなさん、年末年始、けがや病気がないように、元気でお過ごし下さい。
年明けの更新は、9日くらいの予定です。

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