採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2014台湾:安平樹屋

2014-05-08 | +海外

3月末に行った台湾旅行についてです。

台南で泊まっていたところが安平の近くだったため、歩いて行ってみることにしました。
これまでダンナサマも私も、ほとんど行ったことのないエリアでした。
 

安平樹屋

観光案内にあった、安平樹屋というところ。
ここは、昔(日本統治時代より更に前)、イギリス商社(徳記洋行。阿片、樟脳、砂糖の取引)の事務所と倉庫でした。日本統治開始(1895)後もしばらく営業していたものの、1911年、日本の製塩会社に変更。
1945年、終戦により日本が撤退し、台湾の製塩会社のものに。
しばらく後に事務所・倉庫が移転したことにより放置され、ガジュマルの木に覆われていたのだそうです。
2001年頃から整備が行われ、その特異な景観を生かして観光地になっています。 

安平樹屋

ガジュマルの木の根っこ、すごいです!

安平樹屋

パンフレットによると、放置されていたのは戦後のしばらく後からなので、50年程度のはずなのですが、古代遺跡といってもいい程の茂りっぷり。
台湾は暑いし、植物の生長スピードも速いのかも。 

安平樹屋

今はこうやってこざっぱりしていますが、整備される前は草ボウボウでさぞかし不気味な状態だっただろうと思います。
実際、誰も近寄らないような状態だったとか。 

安平樹屋

枝が屋根を破壊しつつあります。 

安平樹屋

すっかり木で覆われていて、とても涼しいです。 

安平樹屋

隣の建物は、「徳記洋行」という昔のイギリス商社の建物。
中は博物館になっており、安平の歴史やオランダ統治時代の様子が蝋人形(?)で表現されています。 
意外と天井が低かったです。
のっぽのイギリス人には、頭をぶつけそう感じだったのではなかろうか。
(1900年頃はイギリス人も今より小さかったのかも?) 



台北はどうか分かりませんが、台南は、よく見ると街の片隅に、空き家や使われなくなった倉庫のようなものがあります。
ほんの数年の放置だとは思いますが、そこにもガジュマルの木が侵入してきています。
茂ってくると、鬱蒼と暗く、人をよせつけないような荒れ果てた感じがあります。
この安平樹屋も、リアル廃屋から類推するに、昔はすごかったんだろうな、と想像しています。
大量の雑草や落ち葉の掃除、大変だっただろうな・・・。
(ガジュマルもすごいけど、ありきたりの雑草の生命力もほんとにすごいです。畑で実感。しかも台湾だと、冬に枯れるということはなさそうなので、ずっと茂りっぱなし・・・? おそろしや・・) 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする