採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

畑で山芋掘り

2009-10-23 | +きのこ

10/18、お友達ご夫妻と一緒にサツマイモ掘りをしたのですが、ついで里芋も掘って、更に試しにヤマイモも掘ってみようということになりました。

畑の通路に何時からだか知らないけれど生えているのです。
どうせ何の手入れもしていないし、ということで大した期待もせずにいましたが、ふと見たらわらびさんがさっさか1mもの深さの穴を掘っているところでした。

せいぜい、スコップ2掘りくらいでしょぼいのが出てくるだけかと思ったのに!
1m掘ってもまだまだ先っぽが出てくる気配はありません。

え~。こんなに深いなんて!

予想外の重労働になってしまいましたが、わらびさんが汗だくになって更に掘り返します。
ゴボウだったら、先端は細くなっているし諦めもつくけれど、ヤマイモは先端が一番美味しいところです。諦めるわけにはいきません。

ヤマイモは、芋を掘削面に貼り付けるようにしながら、芋の脇180度の範囲を掘り進むのがコツだそうです。
芋の周囲360度を掘ってしまうと、細くて折れやすい芋はすぐに折れてしまうのだそうです。

しかしここの山芋は何年も同じところで育っていたようで、1箇所から数本のヤマイモが伸びています。複雑な形状のため、壁面にはりつけるように掘る訳にもいかず、ところどころで折れてしまいました。

それでもなんとか先端まで掘り当てました!(わらびさんが)
1.5mくらいは掘ったでしょうか。
私もダンナサマも、鮮やかな掘削にほよ~と見とれるばかりでした。

2009/10/18ヤマイモ

こちらがお芋の全体像です。

手前の長靴と比べると、かなり大きいのが分かるでしょうか?

2009/10/18ヤマイモ

こちらが大きい部分だけ3本程選んだもの。左端のものは、上側が芋の先端側(地中深い側)です。先っぽで二股に分かれて幅広くなっているのです。

この3本で、正味1.2kgのトロロがとれました。

2009/10/18ヤマイモ

先端部はこんなに太くなっています。堀りたてなので真っ白で綺麗です。

あまりに太いので、長芋のようにすり下ろすとじゃぶじゃぶに水っぽくなるのかと思いましたが、ちゃんと粘りのある山芋でした。

山芋は掘ってなるべく早いうちにすりおろすと、真っ白で綺麗です。数日経つと薄茶色のトロロになってしまいます。(でも味は十分美味しいですが)

全く期待していなかっただけに、こんなに大収穫で感激でした。
自分で植えたサツマイモを掘るのとは、なんだか嬉しさが違います。
採集心がうずきます。

まだ他にも山芋が生えているところがあります。
地上部が枯れても分かるようにマークしておいて、冬のエクササイズ代わりにほっくり返してみるかな・・・。
畑仕事よりワクワクするかも。


深く掘るという大変さはゴボウと似ているけれど、どのくらいのものが出てくるか分からないだけに、山芋の方が博打のようで、より楽しい気がします。
ゴボウは、どうせ買っても200円くらいだし、という気持ちが労働を辛くさせます。それにあのときは一人で掘ったから孤独でした。
ヤマイモは、ゴボウよりはだいぶ価値が高い気がするので、寂しくないかも。ほら、欲と二人連れ、って言うではありませんか。

コメント (2)
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