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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

むかご

2017-09-28 | +きのこ以外

てくてく歩いていたら、歩道脇のつつじの植え込みの上に、いいものをみつけました。

むかご

ちっちゃいけど、ヤマイモのむかご☆

むかご

とりあえず見える範囲、つまみ集めてみました。

そうか、むかごの季節は今頃でしたっけ。
友人の畑には、長芋が沢山植わっているのです。
(以前長芋掘りをさせて頂いたこともありました。パイプなどの器具なしで自由に育てると、長芋もワイルドな形状になります)
畑の栄養を吸いまくって、むかごも大きなのが採れるのです。

むかご

「むかごは、掘っておくと落ちて芽が出て大変なことになるからいくらでもどうぞ」
と言ってもらったので、早速採集に。
やはり大粒☆

むかご

でも、育ちがよいせいで、成熟も早めみたいで、かなりの数、下に落ちていました。
まるっこいむかごなのですが、地面に落ちるとやや細長い形状に変化し、地中にもぐりこんだ部分から根っこが出てきます。ものすごい生命力・・・。
(そしてもじゃもじゃに葉っぱを茂らせて・・・)

地面からもよさそうなのは拾い集めて、なかなか楽しい採集になりました。
Yさん、ありがとうございました!



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蓮の実

2017-09-12 | +きのこ以外

お友達の親戚がレンコン農家をされているそうなのです。
蓮といえば、数年前から気になっていたのが蓮の実。
台北の市場で生のハスの実を見かけ、驚きと興味のあまり写真を撮り忘れて、以来です。
(ハスの実は買えないにしても、せめて写真だけでも撮ればよかったと悔しい思いが執念を生むといいますか・・・)
観賞用ハス池で綺麗な花を見ても、この実は食べられるのかなあ、と気になってしまう状態。

今年、そのお友達から御親戚にお願いしてもらって、ハスの実を分けて頂くことができました。
(キョウコさん、ありがとうございました!!)
この時期、レンコン畑は茎や葉を全部片付けてしまって、平らな泥の田んぼみたいにした状態で、レンコンの収穫を始めていくのだそうで、葉っぱの片付けの際に少しよけておいて頂いたのだと思います。

ハスの実は、青いものや木質化したものを花屋さんで見たことはあるけれど、さわってみるのは初めて!

蓮の実

じゃーん☆
とっても沢山のハスの実!
やった~~!!!

蓮の実

緑色の状態だと、上が平らで、タネがぽつぽつと顔をのぞかせています。
土台のところは手で破れるくらいの柔らかさ(スポンジ状)。
タネは、見えているよりも意外と大きいものが土台と一か所でつながって、入っています。思ったより縦長。乾燥のハスの実って真ん丸ですが、あれは品種が違うのか、乾燥させたからなのか(大豆が乾かすと丸くなるように)。

蓮の実

こちらはやや成熟してきたもの。
土台が縮んで、上面がドーム状に盛り上がっています。タネは、最初は緑なのが、黒っぽく色づいてきています。タネの穴は大きく開いてきて、土台とのつながりは退化して、ポロリと落ちるほどになります。

蓮の実

タネの皮を剥いてみました。
中身は薄皮に包まれていて、ほほーう、大きさや薄皮の感じが生落花生に似てるかも。

未熟な実は薄皮が分厚く、黒っぽくなった熟した実は薄皮が薄く、やや色づくところも落花生に似ています。
薄皮は、指でこするようにすると何とか剥けます。

蓮の実

種子の構造はこんな感じ。
上の黒い点が、外に見えている側です。
緑色の皮は、下端で土台とくっついているけれど、中身(種子)は上端で皮とくっついていて、中心の子葉は、上下さかさまの位置になってます。

子葉は、ねばねばする液体でコーティングされていました。

蓮の実

せっせと土台からタネを外していったのですが、ふと、えらく細い(ぷっくりしてない)ものも沢山混ざっていることに気づきました。

蓮の実

こういう形状のものは、中身はからっぽ!
受粉しなかったタネかもしれません。

蓮の実

夕方から作業を開始し、夕食準備・夕食をはさんでここまでこぎつけたのが、10時すぎ。ふひー。
ハスの実って比較的高級食材という印象ですが、値段の訳は、綺麗にする手間かしら。

蓮の実

翌朝、ハスの実おこわ(2.5合)にしてみました。

純粋にハスの実の味をチェックするため、塩もなしで味見。
系統としては、落花生や栗に近いですが、香りがだいぶ違います。とてもとても淡い香り(未知の食材なので脳が認識できていないのかも)。
食感は、ハスの実の成熟度によって違っていて、成熟したものはデンプン多めの食感、若いものは、未熟な落花生のようなツルリとした食感。

ハスの実の存在感は弱めかもしれないけれど、上品な味わいで、私は好きです。
(ダンナサマは、おこわがそれほど好みでないためか、紫蘇の実塩漬けをふりかける方が好きなようでした)

蓮の実

残りのものも皮を剥いて芯をとって、すぐ使える状態にしておきました。
冷凍しておき、小豆を炊くときに混ぜてみようかと思います。


ちょっと手間はかかるけれど、上品で美味しい食材だと思うので、産直で買えたらいいのになあ、と思いました。


==

キョウコさん、珍しいものをありがとうございました!
蓮おこわ、冷凍してあるので、次に会う機会があれば、味見して頂ければと思ってます☆

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きじたまその後

2017-09-05 | +きのこ以外

 

雉の卵

しばらく前に記事にしましたが、畑の片隅で、雉の卵をみつけました
一旦巣を離れたメスは、もう帰ってこないということなので、折角なので持ち帰りました。

まずは殻の外側をよく水洗い。
そして冷蔵庫へ。

半分ヒナになってたらどうしよう・・・。
ドキドキしてしばらくは保管してありましたが、意を決して割ってみることにしました。

殻の一部にヒビを入れてみたものの、鶏卵のようには、パカっと割れてきません。なんか固いような・・。
これってやっぱ、中が半固体ってこと???
髪の毛を半分逆立てながら、殻だけを切るように、はさみで殻をカット。

雉の卵

割れました!
やった!普通の卵だった☆

鶏卵に比べ、黄身の比率が高く、卵白部分が少ない気がします。
(今度鶏卵を割って、同じ器で写真を撮ってみます)

雉の卵

殻の内側は、なんともいえないブルーグリーン。
アローカナという品種のニワトリの卵は、殻の外観がこんな水色なのですが、よく似た色に思いました。

殻が割れにくかったのは、殻内側の膜がとても丈夫だったためのようです。野生動物だからかな。

雉の卵

Duckbill師匠によると、雉の卵の卵かけごはんは卵かけごはんの王様だとか。

でも、冷蔵庫でだいぶ待たせてしまったし、野良の雉だし。
ちょっと心配なので、半熟目玉焼きにして、白いご飯に載せて食べてみました。


ちょっと生臭かったりしないかな?と心配していましたが、全然違って、ほのかに草の香りがするような、植物系の味わいでした。
ニワトリと違って、配合飼料ではなく、野生の雑草類を食べているせいでしょうか。
飼育の雉だとまた味が違うのか、それともほぼ同じなのかな。

とっても美味しい!

白いご飯の味と、ほのかに草っぽいながらもコクがある卵の味、そして少量のお醤油、と、植物性の淡いうま味が複合するような印象で、よく合います。(最近は「卵かけごはん用醤油」などといって、出汁などで味付けしてある醤油がありますが、そういうものではなく、上質の本当のお醤油を使った方が雉卵の味を味わうにはいいと思われます)
黄身の比率が高く、黄身の濃さが薄まらないので、そのあたりも卵かけごはんにぴったり、なのかもしれません。


何個もあったので、うち2個は溶き混ぜて塩少々で卵焼きにしてみたのですが、雉卵の風味は残るものの、目玉焼きの方が印象深い味でした。
きじたまは、半熟目玉焼きがおすすめ!


(ヒナになりかけの卵は結局ありませんでした。ほっ。)

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きじたま

2017-08-09 | +きのこ以外

先日畑で草むしりをしていたとき、落花生エリアをあたふたと歩き回るメス雉がいました。
防鳥ネットの内側にいて、あわててぴゅーんと飛び出して防鳥ネットに突っ込み、引っかかるかな~、と思いきやなかなかひっかからず、それを2回繰り返した挙句、ネットが低くなっているところから飛び去ってしまいました。

落花生をみてみると、何粒も食べられた痕跡が。
茄子にもつつき跡がちょっとありました。
んもー。やめてよねー。


そして数日後、また草むしり。
人参をちょこっと植えたエリアが手がつけられない状態になっているので、人参の残りを抜いてしまって、全部きれいにしよう。
せっせとカマをふるっていると、手が届きそうな目の前から雉のメスが!

「えぇ? ということは・・?」

 

雉のたまご

やっぱり・・・。
巣がありました。

卵が6個も。
(一日1個のペースで生むのでしょうか?)
前に別の人の畑で発見された巣よりも、数が多いです。

ここに巣があるので、お腹が減って近場の落花生やナスをつついていたのかも。

雉のたまご

気の毒なメス。
10mくらいのところをウロウロして、時折「キュー、キュー」という細い声で鳴いてます。
オスを呼んでいるのでしょうか。

雉のたまご

オスは結局あらわれませんでした。
(パチンコ行っちゃったんだね、とはダンナサマの談。私は奥さん置いて出張だと思うなあ)
多分経験不足のカップルじゃなかろうか。
より安全な場所は年長の強いカップルにうばわれて、ついこんなところに巣を。
次からは、防鳥ネットの内側(そば)には巣をつくらないように学習してほしいものです。

雉は一度巣を離れると、もうこの巣には戻って来ない、という習性があるようです。

雉のたまご

見捨てられた卵たち。

ごめん、でもあそこの雑草は刈る必要があったの。

持ち上げてみましたが、今にも孵りそう、ではないようです(1個だけ、ちょっと軽いのがありましたが、大半は中は液体っぽい)。


さて・・・。

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ヤマモモ2017 ちょっと変

2017-07-13 | +きのこ以外

7月8日にヤマモモをチェックしに行ってみました。
遅いような気もしますが、今年はなんだか時間に余裕がなく、どうしてもこの頃まで摘みに来る余裕がありませんでした。
6月中旬くらいから、台湾のお友達との旅行やら、来客やらで週末に予定が入ってしまったせいかな。
でも、ヤマモモはまた来年があるけれど、海外の友人には、次いつ会えるかわからないですよね。
ひとりでする作業は、老後、いつでもできるし。
(っていうか、私が没頭してしまうのは、ほぼゼンブ、やる必要ないことなんだけどさ)
 

さてヤマモモ。
今年はなんだかようすが変でした。
3本の木があるのですが、全部状態が異なります。

ヤマモモ:鈴なりの木

1本目。
これは狂い咲きというか、鈴なりというか、実がつきすぎのような状態。

ヤマモモ:鈴なりの木

で、それぞれの実が例年よりずいぶん小さく、熟し具合も遅いです。
いくつか赤く熟しているものもありましたが、果肉の層が薄く、美味しくなさそう・・・。

ヤマモモ:鈴なりの木

まだ青い実が多く、落ちている実は少な目。

ヤマモモ:不作の木

2本目。
これは、今年、大変不調だった模様。
木の上には実が全然ありません。

ヤマモモ:不作の木

落ちている実もほとんどなし。
あららー。
一番日当たりが悪い場所だからかなあ。
来年はほどほどに(狂い咲きしない程度に)回復してくれますように。

ヤマモモ:平年並の木

3本目。
木の上には実がちらほら。

ヤマモモ:平年並の木

で、木の下にはどっさり落ちた実が。
はうううぅー。勿体ない~。
この木だけは、平年並の作柄だったようです。
収穫どきは、1週間前だったかなあ。出遅れました。

ヤマモモ:平年並の木

落ちている実を見てみると、サイズもなかなか立派。
落ちてしまうと大体あたったところから傷むのですが(虫がかじったりとか)、キズのない側をかじるようにして、何粒も食べてしまいました。

虫の食べ残しをいじましく食べてる人類って、私くらいのものかも。

ヤマモモ:収穫

収穫は、3本目の木から、たったこれだけ。

摘んだら摘んだで処理にも時間がかかるので、今年は少なくてもいいことにしよう。
(ニンニク編みが全然進まず、気もそぞろ)


またいつか、大粒ヤマモモをどっさり摘める年が来ますように。
(鳥達が永遠にヤマモモのおいしさに気づきませんように)

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ちょっぴりびわもぎ2017

2017-07-04 | +きのこ以外

とあるところに、心のびわの木をみつけてあったのでした。
次のびわシーズンはここで摘もう☆と楽しみに。

6月中旬チェックに行ってみたところ、だいぶ色づいては来ましたが、まだ青いものが大半。もう少しかな~☆
で、およそ一週間後の 6月22日。

びわ

あ、あれ・・・。
黄色い実どころか、青い実すら、1個もありません。

びわ

下に落ちた様子もないです。
なんで・・。

びわ

もう1本のこの木も、全然なし。
何が起こったんだろう。

びわ

また別の場所のここはどうかな?
こちらには、ちらほら熟した実が残っていました。

カラスですらまあいいや、と残したようなウラナリの実ばかりでしたが、悔しいのでがんばって摘みました。

びわ

といってもこの程度。
粒は小さいし、熟し具合もいまひとつだけど、仕方ない・・。

びわコンポート

定番の枇杷コンポートを作りました。
1鍋目はいつもの味付け。
果糖とレモン汁に、シナモンスティック、クローブ、カルダモンを入れて香りづけしています。

びわコンポート

9本できました。

(写真あとで)

あと0.5鍋分は、ふと思いついて梅シロップで煮てみました。梅シロップって甘酸っぱいし、砂糖+レモン汁の代わりになるかな、と思って。酸味が強いので水とお砂糖は足したのですが、ペットボトルに半分残っていたシロップを「でえい!」と使い切ったのがまずかった。梅の味が濃すぎて、びわの味なんか消えてしまって。
濃すぎる汁でリンゴを煮て足したり、プラムを足してみたり、薄める努力はしたのですが、まだ濃すぎ。ダンナサマには超不評。
フルーツ系でこんなに失敗したのは久しぶりです。
(ヨーグルトに混ぜればなんとか食べられるので、瓶詰せずに早々に証拠隠滅してしまう予定)


びわの実は、場所によっては、(7/4時点で)よく色づいたものがまだ鈴なりになっているところもあります。
私が目をつけたところは、大して色づく前に、一個残らず消えてしまいます。
(人が住んでいないところなので)カラスかムクドリの縄張り内で、奴らが大挙して食べにくるのかも。

または、わたしが時々偵察に行くのがバレてたりして。
「このニンゲンはごっそり摘んでいくから嫌がらせしてやれ」と思われている可能性も・・?
カラス、憎し。


鈴なりの枇杷の木のオーナーの人と、お近づきになりたいなあ。
全然使わないなら、摘ませてもらいたいなあ・・・。

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梅2017:目を見張るほど大粒

2017-06-21 | +きのこ以外

梅、摘んでしまいました。
昨年の梅シロップもまだ残っているのに・・・。

だって。
 

大粒梅

すごく大粒なんですもの。

こんなに大粒だったのは、初めてかも。

大粒梅

梅が大きすぎて、いつもの梅ザルが小さく見えます。

昨年・一昨年と2年連続で豊作が続き、今年は大変な不作の年。見上げてもぱらぱらとしか実がついていません。で、それぞれが大粒傾向というわけ。

落ちてしまっている大粒の梅を見ると、ものすごく心が揺れ動きます。
「ああ、もっと前から気を付けていれば、あれを全部摘めたのに・・」と。
でもそれは無理な話。
加工処理の手間や収納容器、消費できる量のことを考えると、摘んでいい分量には限度があります(くすん)。このくらい(+アルファ)で満足しないと・・・。

大粒梅

お友達もものさしと一緒に撮っていたので、私も☆
一番大きなもので、5.5cmくらいかな?
今年は雨が少な目だったので、黒星病の発生も少ないです。

大粒梅

梅シロップを仕込みました。
大玉なのでスペース効率が悪いです。
少ししぼんできたら、もう少し梅を摘んできて、さらにぎゅうぎゅう押し込む予定。


梅酒は在庫がなくなるまで作らない方針。
梅干しも、去年(?)作ったものがまだたくさんあるので、今年はなし。

梅シロップは、比較的利活用しやすいです。

(1)お酢とブレンドしてスパイスなどと煮立てて、ピクルスビネガーを作り置きしておくと、非常に便利。
 刻んだ玉ねぎを漬けたものを常備しておくと、各種サラダが素早く作れます。

(2)普通の梅干しを梅シロップに浸しておくと、食べやすい甘酸っぱい梅干しになります。
(市販品は、水で塩抜きして(梅干しの成分も抜いちゃって)調味液に漬け直しているのだと想像してますが、梅シロップに漬ければ梅成分100%のまま☆)

(3)梅干しの塩が溶け出て塩辛くなった梅シロップは、酢の物や寿司酢に。

(4)梅シロップとして漬け込んだ梅は、半割にして種をとって干すと、なんと、ドライアプリコットの味に☆
2014年にこの方法を発見して2015年にも大瓶二つ分も干してます)
青みが残る程度の黄色い梅を使うのがコツ。完熟だとタネを外すには柔らすぎるので、ジャムに向いてます。





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桑摘み2017

2017-06-07 | +きのこ以外

ニンニク収穫に追われていましたが、5月下旬は、本当は桑の実の季節。
(畑をやっていないときは、気楽な採集暮らしだったなー。はー。)

ニンニクも少し落ち着いたので行ってみました。 

桑摘み

My桑スポット。
ここは、どうも最近木の具合が悪いのです。
今年はどうだろうか。
春は割と乾き気味だったので(アミガサタケは不作だった)、菌の活動が弱まって、樹勢を取り戻しているかな?

桑摘み

ああ・・・。
やっぱりダメ。
クワ実菌核病にやられまくりです。
普通なら黒く熟す桑の実が、病気(糸状菌)におかされて、こんな風に白く。
年々ひどくなっている気がします。

桑摘み

病気の実の方が目立つくらいの中、なんとか摘みました。
(病気の実も、どうしても一緒に落ちてきて混ざってしまいます。洗う際に取り除きます)

見上げても病気の実ばっかりで、これでは、摘んでいて楽しくないです。
昔は、ぴかぴかの桑の実に囲まれて、嬉しくてぽーっとのぼせてしまうくらいだったのに。


翌日、ここの場所をみつける前に摘みに行っていた河川敷まで、久々に遠征してみることにしました。
車で45分くらい。
(すごく遠かったような気がしていたけれど、それほどでもなかった)

何しろ広い河川敷、どこに桑の木があったんだったっけ・・・。

桑摘み

そうだ、この辺!

桑摘み

桑の実、あります!
ぴっかぴか☆
病気なんて全然ないです。世界中の桑の木が病気になってしまったかと悲観していましたが、よその桑の木は元気だったんだな~。よかった☆

桑摘み

6月4日時点で、木にもよりますが、結構落ちている実がありました。一週間前だともっとよかったかな。

桑摘み

病気桑スポットよりやや小粒なのですが、状態のいい桑の実が沢山採れました。何より、ピカピカの実に囲まれて摘み放題、という幸せを久々に味わえました。
遠出してきてよかった!


クワ実菌核病については前も調べてみましたが、また検索すると、前にはなかった資料が。
「クワ病害診断の手引き」(桑病診断技術研究会,2007)(PDF)
から抜粋してみます。

地中で越冬した菌核が第一次発生源になるので、3~4月、地表面に石灰窒素または石灰を散布する。落下した病果(菌核)は早めに除去する。
一度蔓延すると、毎年感染を繰り返す常発桑園となり、荒れてしまう。
普通桑園では、実をつけるような栽培は避ける。すなわち、2年枝以上の枝を減らし、立通し栽培をやめ、毎年春切する。
実取り用のクワ栽培では、病果をできるだけ除去する。無数の病果が土壌に落下した場合は、病果を表土とともに削り取り、10cm以上の深さに埋める。本病に対する農薬は登録されていない。

だそうです。(太字は引用者)
病気クワスポットは、もうダメかもな・・・。
来シーズンは、5月下旬頃、河川敷の方に行こう。

昔は狂ったように摘んで、ジャムを作っていましたが、今は多少ブレーキが効くようになってます。
摘む楽しさを味わえればいいのです。


桑ジャムの加工は次のようにやっています。

桑の軸切

よく洗って、キッチンペーパーを敷いた大きなザルに広げます。
(なるべく重ならないように)

桑の軸切

しばらく待って乾いてきたら、糸切バサミで軸を切ります。
(緑色の点々が切り落とした軸)
傷み気味の実があったらそれはペーパーの上に残したままにして、最後、ペーパーごとゴミ箱へ。

軸を切った桑は、お砂糖を適量ふりかけ、その日のうちに一煮立ちさせてしまいます。
冷蔵するだけだと、自然に発酵気味になったりカビが来ることがあるのですが、煮立たせておけば大丈夫。

桑摘みをした日にはジャム瓶詰までは(疲れて)出来ないので、煮ておいて、後日瓶詰加工をしています。ブラックベリーやブルーベリーを混ぜて、酸味のあるジャムにするのが好みです。







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よもぎ摘み

2017-05-12 | +きのこ以外

今頃、です。


先日実家に行ったら、母が、「今年はヨモギ、摘めなかったのよね~」と。
畑がなくなってしまったので(もうマンションが建ってる)、いつものヨモギスポットがなくなってしまったとのこと。 

あららん。
春先に言ってもらえれば、こちらに、ちょうどフワフワの可愛いヨモギがあったのに・・・。
そう言ったら、
「今でも大丈夫よ。先っぽだけ摘めばいいし」
ですって。

来年のお正月、ヨモギ餅がないのはちょっと寂しいです。
ダメもとで、摘んでみることにします。
タダだしね。 

ヨモギ摘み

これが、春先から気になっていたMyヨモギスポット。
今見てみると二塊あって、左は小さめ、明るい色。 

ヨモギ摘み

右はもう少し育っていて、葉っぱがちょっと縮れた感じになっています。
葉が縮れているのは、アブラムシのせいかも・・? 

ヨモギ摘み

アブラムシがすくなさそうな株を見繕って、先っぽを摘んでみました。
こんな感じのよもぎブーケ、5つ分くらい。 

ヨモギ摘み

さて、そこから先がイマイチよく分かりません。
よく洗ってみると、いないように見えてもアブラムシが・・。虫除去のため、50度洗いをささっとしてみました。その後、冷水でゆすぎ、熱湯で茹でます。ほうれん草などよりも随分長めに茹でて、水に晒し、向きを揃えるようにして絞って、干してみました。
色が濃い方は、茹でて干したばかりのもの、薄いのは前日干したもの、 


乾いたものを触ってみると、まだ随分と丈夫な感じ。
まだ固かったかしら・・?

使う際は、水で戻して包丁で刻み、それをスティックミキサーでペースト状にします。
とても固いので、ミキサーのモーターが熱くなるくらいなのだけど、私の茹で具合だと、ミキサーが壊れてしまうかも?
使えないようならまあ仕方ないです。

乾いたら、ひとまず冷凍してしまっておきます。

来年は、春先に摘もう。

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花いろいろ、スイバ

2017-04-05 | +きのこ以外

4月1日、2日の週末は、えらく寒かったですよね。
3月30日の段階で、桜はまだ、ほころびかけ。
なので寒い週末は、開くのは一旦ストップしているのかと思ったら、勢いはとめられないのか、週があけたらあちこちでしっかり咲いていました。

鳥取のリフォームが惜しいところで終わらなくて、私の気分はまだ3月36日なのですが、植物は勢いづいてきています。
みんな必死で花を咲かせている・・・と思うとなんだかつらいけど(いいよ、がんばらなくて、と思ってしまう)、水が低いところに流れるように、雨が上から下に落ちるように、避けられない流れに身を任せているのかな、ととらえると、少しは気楽に眺めていられます。 

散歩がてら写真を撮ってきました。 

春の花

(モクレンかと思って撮っていましたが)コブシのようです。

春の花

裏側の薄紫が綺麗。
花のつけ根に葉っぱがあるのはコブシなのだそう。
でろん、と反り返るのではなく、この程度の先加減が綺麗です。

春の花

ユキヤナギ。

春の花

普通はこういうのがユキヤナギですね。

春の花

ボケ。
ということは、秋にここに来ればボケの実がある訳ね。

春の花

白、ピンク、赤の色が混ざったボケ。

スイバ

この春は、採集があまり出来ませんでした。
で、いつもは摘まないスイバ(オゼイユ)を捜してみようかなと探索。
みつけたこれは・・・スイバかしら、ギシギシかしら?

かじってみたらちょっと酸っぱい気がするけど・・。 

スイバ

予習をしていなかったし、これ一株しかなかったので、今回は見送り。

後から調べると、葉の葉柄側が矢のかえしのようにとんがっているこれは、スイバだった模様です。


スイバが沢山穫れたとしても、料理法のあてが、実はありません。
すっぱいものは好きですが、柑橘で摂取する方が多いです。
酸っぱい葉っぱって・・・?  柔らかければサラダでもいいのかな。
サーモンのオゼイユクリームソース、というものがあるようですが、うーむ、レモンを絞れば済むような気が・・。 


■参考情報
スイバとギシギシの見分け方  赤い葉を摘んでジャムにすると美味しいとのこと。(ルバーブジャム的な感じでしょうね)。これはいいかも☆赤いの、捜さなきゃ。 

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