高校生迄ピアノを習っていた私
ヤマハ と言えば楽器の会社 と思って生きていた。
が、この仕事を始めてから 古物市場に なんだか良い造りと感じ良い意匠の家具だわね
と思うと、 ヤマハ の家具で有る事が幾度か有った。
これもそう。
浜松に有る ヤマハ(日本楽器會社) の工場では、ピアノ等の製作技術を活かして、天竜川で木材を運び
大正時代から家具作りをしていたのだそう。
この ロッキングチェア は、文化住宅 に暮らす日本の人々へ向け
畳の暮らしに洋の生活を と 文化家具 として販売されていたもの。
日本の狭小住宅ならではのコンパクトさ(折り畳むと10cm)軽さ
材料含め、メイドインジャパン。
アールデコ様式の意匠は、今見てもやはり美しい。
畳の上じゃなくても、使いたくなる椅子。
YAMAHA CULTURAL CHAIR (1934~1940)
サイズ約 幅520 奥行690 高さ840(座面 幅450 奥行390 高さ420)mm
ご売約済みとなりました、ありがとうございます。
布地も当初のオリジナルとなります、経年のスレや汚れは有りますが強度的な問題は見られません。
*こちらは 11/1(金)-3(日) に三渓園にて開催される 「 霜月・手の仕事 」展に出品します。
企画展の詳細は、10/17の記事にてご覧頂けます。