昨日の蒙古絞りを敷き布としたときに合うものを と
画像に出て来ていた鉄鍋。
関西方面の江戸時代から続いた工房(工場?)で使用されていたとのこと。
詳しい業種や地方は、分けて下さった買い出し屋さんでもわからない事も。
いずれ、この肌感や片口が有る所から推測するに
常に熱を当て、何かを溶かしたり又は分離させて抽出する為の鍋かと見受けましたが。
育まれた肌感とエッジのシャープさとフォルム
言う事なし。
ただし、バカが付く程に大きくて重たい。
見た目の印象以上に重いのは、おそらく砂鉄を鍛えた後の鋼を用い
鋳造後も更に鍛えて有る為なのではと思います。
つまり途中の行程までは、日本刀と同じ作りなのでは。
時代に付いては、資料も無く、類似品を扱った事も見た事も無いので断定出来難く明言が出来ません。
心のうちでは、江戸時代は有るのでは?と思っておりますが
ご存知の方いらしたらご教示頂ければ助かります。
短い間ならば水盤としても。
長いこと花をたのしむので有れば、おとしを入れた方がより良いかと。
鉄鍋 関西地方
φ51×H21cm
台座はネパールの民が頭の上に置き、水瓶等を安定させて運ぶ為の輪っか。
ネパール染織らしく、ラック染めの木綿がぐるり編み込まれています。
一見、鉄鍋のシャープさとはそぐわないかと思うのですが、
蒙古絞りと鉄鍋の間に入ると中々の取り合わせだったので一緒にご紹介。
ネパール 20c中頃
* ご売約済みとなりました、ありがとうございます。
こんな、感じ。昨日の画像をもう一回。
ね。
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