フォトカノ 電撃コミックアンソロジー Kiss (電撃コミックスEX) 価格:¥ 893(税込) 発売日:2013-03-27 |
VITA版の発売日が刻一刻と近づいてきた『フォトカノ』のアンソロを購入。
ちなみに、電撃からは二冊目となるアンソロジーです。作家さんの顔ぶれもほぼ同じで、つまり面白いことは確定的に明らか。
なので、わざわざ言うまでもないことですけど、
超オモシロかった!
んー、やっぱり『フォトカノ』はキャラクターが抜群に可愛らしいので、読んでいるとニヤニヤしてしまいますね。
これは余談ですが、いわゆるADVではなくSLG形式のギャルゲーって、原作中ではヒロインたちの横の繋がりを描くのが難しいため、ヒロイン同士の絡みというのが少ない印象なので、そういう部分を掘り下げてくれるアンソロジーは大歓迎なのです。ハイ。
そういう意味で、巻頭を飾るHisasiさんはヒロインが総出演する形式の短編を描いてくださるのが素晴らしいというか、ヒロイン同士がヤキモチを妬いて張り合う展開は最高だなと。あっちの世界(婉曲表現)で磨いたエロ可愛い絵柄とあいまって、何度も読み返してしまう良漫画でした。
あと、おそらく誰もが感じていたであろう「室戸先輩って『不正登校』って言われるたびに軽くアヘってるよね?」という疑問を形にした岸里さとしさんには祝福の拍手を送りたい気分。初っ端で室戸先輩が登場するからてっきり室戸先輩がヒロインだと思ったら、まさかの実原オチというところも含めて頬が緩むのを抑えられませんでした。
個人的に少し残念なのは、前回のアンソロに引き続き、あまり舞衣りゃんメインの漫画が載っていなかったことでしょうか。ひとつもないというわけではないので、おそらく全体のバランスを考えているんでしょうけど、あの子は新見さんに次ぐお気に入りキャラなので、もっとメインの話を沢山読みたかったです。
まあ、原作のエピソードがあまりにも盛りだくさんだったので、逆に二次創作では弄りにくいのかもしれませんが、そのへんは『フォトカノKiss』の発売後、そしてアニメ放映後の盛り上がりにも期待って感じでしょうか。
最後は無粋な突っ込みというか、コレは原作でも感じていたことなんですけど、ヒロインたちとエンディングを迎えたときに主人公の名前で呼び始めるのは、やっぱりちょっと馴染まないかもなあ……。>「一也さん」呼びになるアレです
新見さんがいつまでも「前田君」って呼んだりするほうが不自然ってのは理解したうえで、なんだかちょっと違和感がつきまといます。
……これ、「さん」付けなのがよくないんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう?
普通に名前に「君」付けじゃダメだったんだろうか。昭和の香りを残したい、みたいな?
や、『フォトカノKiss』って前作のエンディング後のエピソードも追加されるらしいので、そこでずっと「一也さん」呼びだとちとキツイなと思ったんですよね。そのうち慣れるとは思うんですが、果たして。
とりあえず、VITA版の発売は楽しみですということで一つ。
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