【サッカー】2011Jリーグ第10節

　vs大宮。アウェイで対戦。
　0-0のスコアレスドロー。→スタッツ
　開始早々のアクシデントも、ハーフタイムで立て直して互角以上の内容に持ち込む。


東口＊:6.5 セーブ安定。飛び出しもハイボール処理も問題なし。
藤田＊:6.0 守備に不安はあるが精度の高いクロスと持ち味のスピードで攻撃を牽引。
鈴木＊:6.5 前半はイチョンスに押し込まれたが試合が落ち着いてからは堅守を構築した。
千葉＊:6.5 安定した守備で無失点に貢献。このタイミングでコンディションを戻す。最高。
酒井高:6.5 細かいミスは散見されたが前半押し込まれる中で一人奮起し意地を見せた。
小林＊:6.0 センターバックと組んで楔のボールを入れさせず。チェックも効いていた。
本間＊:6.0 浮き足立つチームの中で落ち着いて守備を安定させた。上昇傾向は嬉しい。
三門＊:6.0 さすがに終盤は運動量が落ちたが右サイドで身体を張ってチームを支えた。
ヨン＊:-.- 出場時間短く採点無し。
ロペ＊:6.0 前線を支える大黒柱であることは間違いないが決定機外しすぎ……。
ミシ＊:6.0 前半は消えていたがポジションが流動的になってからは存在感を発揮。

木暮＊:5.5 突然の出場だったが最低限の仕事はした。ここから一皮剥けられるかどうか。
酒井宣:-.- 出場時間短く採点無し。リーグ戦デビューおめでとう！

監督:6.0 ハーフタイムでチームを立て直したのは見事。勝ち点3を取りに行けたかも。


　ヨンチョルが開始早々に肉離れで交代……という大きすぎるアクシデントに見舞われたワリには、しっかりと後半立て直し、決定機を作れていたのはすごい収穫。チームとして一歩前進したことを感じさせてくれました。とはいえ、内容を見れば勝つことができた試合だったと思うので、もちろん喜んでばかりもいられないのですが。とりあえず、ヨンチョルはゆっくり治して再発しないようにしてね！

　今日の収穫は征也。あとミカ。
　この二人の右のユニットが機能し始めてるのはすごく大きいです。征也はなにか心境の変化でもあったのか、クロスの精度がグイグイと高まっててめちゃくちゃワクワクしますね。ここだけの話、久しく「コンスタントに精度の高いクロスを入れるサイドの選手」を見ていなかったので、こんなに可能性を感じるものなのか、と驚いております。
　……つうか、僕だったら絶対我慢できずにべつの組み合わせとか試しちゃうところ、征也とミカを信頼して使い続ける黒崎監督がかっこよすぎる。そらここまで信頼を寄せられたら奮起するわなあ。新人を育てるマネジメント、お見事。
　あとはゴートクが安定して高いパフォーマンスを発揮しているのが頼もしいです。特に今日はヨンチョルが抜けたことで左サイドがどうなっちゃうんだろうと思っていたところ、何度も何度も上下動を繰り返していたのは流石ですねと。フミヤも悪くはなかったんだけど、やはりプレイに絡んでいこうという意欲がやや薄いように感じます。アグレッシブなゴートクのプレイから「自分に足りないモノ」を感じ取って更に成長してくれるといいんだけどなあ。
　そして今日は誰よりも守備陣に感謝しなければなりません。大宮のキーになるのは後にも先にもラファエルであり、彼に楔のボールが入ることで周囲が連動し、スピードアップして波状攻撃を仕掛けてくるのが売りのチームなので、そこを抑えたのは大きいです。
　ただ大宮もさるもので、ラファエルが抑えられていると見るや、サイドを重点的に使ってきたのは淳さんらしい戦い方だと思いました。新潟の守備は、左サイドのイチョンスにかなり破られていたので、あそこに上田や東がもっと精力的に絡んできたら危なかったです。このへんフミヤと似ていて、天才肌のテクニシャンってのは似たような問題を抱えるものなのかもなと。あと大宮の攻撃に押しつぶされずに済んだのは、右サイドバックの渡部がイマイチだったこともあり、藤本が入ってくるまではそちらのサイドが機能していなかったのも大きいですね。

　というわけで、今日の試合に関してまとめると、千葉ちゃん、大輔、勲、慶行でしっかりとバイタルを固め、ラファエル自身にもアタック＆カバーを徹底して潰したことで、大宮の攻撃パターンを削ることができました。コレが90分耐え切れた一番大きな要因だったと思います。
　こうなってくると、あとは攻撃。ブルーノを軸にして多彩な形は作れているので、あとはクロスを上げるときにニアに走り込む選手を増やしていくとか、そのへんの微調整ですね。次節からも厳しい相手が続きますが、ガンバってくださいねということで一つ。
　あー、あとはリカバリをしっかりして、これ以上筋肉系の怪我をする選手が出ないようにしてくだされ……。