僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2011-05-25 |
読了。
祝アニメ化! 既定路線であれど、好きな作品なので期待させて頂きましょう。
第一報を見ると結構不安というか、悪くはないにせよ、微妙に漂うコレジャナイ感。加えて作風的に映像化による+αが期待できるのかという疑問も尽きないので、放映後は可もなく不可もなくといったところに軟着陸しそうですが。
ともあれ、一発ネタで始まった(ように僕には思える)この作品もついに6巻を迎えました。
5巻の引きは、「小鷹と夜空の過去が隣人部のメンバーにバレてしまい――!?」みたいな感じだったと記憶しておりますが、4巻のときの「星奈と結婚!? どういうこと!?」という引きが軽く流されたのと同様、今回もネタの掘り下げはありませんでした。他のメンバーの「そうっすか」みたいな反応は逆に吹くわ。芸人さんがスベったときの空気感で笑ってしまう的なアレで。
とりあえず、今回も『僕は友達が少ない』という作品を好きで買ってる人にとっては満足のいく内容だったのではないかと。もっとも、日常会話がメインの作品なので、あまり長く続くとマンネリになりそうですけど、今の段階では「お決まりのメンバーが、お決まりのやり取りをする」のを眺めているだけで楽しいです。このへん『ゼロ魔』や『IS』も似ているし、MF文庫のこういう割り切ったキャラ推し重視の姿勢は個人的には支持したい感じ。贅沢を言えば、同じ展開繰り返しみたいなのは控えて欲しいですけどねー(^q^)
そして、そういう意味じゃ『僕は友達が少ない』はかなりマシな部類だよなと。
今回は新キャラが増えなかったし(特定作品に対する嫌味じゃないよ!)、じわじわと人間関係は変化しているし、理科が小鷹の鈍感さに首を傾げていたり、星奈との関係の変化を匂わせたりといった今後に向けての伏線めいたものを配置しているし、純粋に続きが楽しみな作品だと思います。
唯一、今回は特装版にドラマCDがついているんですが、本編は200ページまでしか収録されていなくて残りの50ページ強がドラマCDの脚本になっているので、その点だけは注意が必要かも。ブリキさんが挿絵を頑張って(エロくして)いるので、さほど食い足りない感じはしませんでしたが、場合によっちゃすげえ手抜きだからなコレ。
あ、件のドラマCDを聞いた感じじゃ、声優さんはすごくイイですね。これならアニメも自然に見ることができそうです。
小鳩(cv花澤香菜)だけは最初ちょっと微妙かなーと思ったんですけど、聞いているうちに慣れてきて、マリア(cv井口裕香)とのかけ合いでは爆笑してしまいましたし。夜空(cv井上麻里奈)と星奈(cv伊藤かな恵)はイメージが合っている以上に、声優としてのスキルが高くてめちゃくちゃ安定感が。伊藤かな恵さんは上手くなったよなあ……。
やや強めの『スト魔』スキーとしては、理科(cv福圓美里)を推したい気もするんですが、ここだけの話、福圓さんって声に特徴があるワリに演じ分けが微妙なので、映像がない声だけの状態だと、ぶっちゃけ宮藤が心なし喋り方を変えているようにしか聞こえなかったのだわ。あまり演技に幅がないって意味じゃ花澤さんや井口さんも似たり寄ったりなんだろうけど、福圓さんはそれに加えて「そのキャラを演じよう!」みたいなモチベーションをあまり感じないというか。まあ、素人ファンのタワゴトにすぎませんが。
つーわけで、続きもアニメも楽しみですということで一つ。
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