チェリーブロッサム! (1) (まんがタイムKRコミックス) 価格:¥ 860(税込) 発売日:2011-07-27 |
購読していた『あっちこっち』がイマイチになったので、新しい四コマを開拓するなど。
思ったより面白かったです。内容をザックリ説明すると、「園芸が趣味という以外は特徴のない男子高校生が園芸部に入部し、二人の女子の先輩に振り回されながらも、巨乳顧問や妹や幼なじみとキャッキャウフフする話」ということになるでしょうか。まあ、ぶっちゃけよくあるハーレム系の四コマッスわ!(ぶっちゃけすぎ)
しかし冗談抜きで、最近のこの手の萌え四コマって、「ハーレム系」か「百合系」か「それ以外」に大別できてしまいますね。前者ふたつが圧倒的に多いというか、べつにそれが悪いというわけではないんですけど、同じパイを食い合って(NOTロロナ)いるだけに生存競争が苛烈そうだわ。
ともあれ、この『チェリーブロッサム!』は、どこかで見たようなキャラたちが、どこかで見たような話を繰り広げる内容なんですが、それだけに安定感があるというのも事実でした。
作品の雰囲気(つまりキャラクターの言動)があまり尖っていないというか、いやらしい言い方をすると毒にも薬にもならない感じなんですが、ヘタにウケ狙いにしすぎた結果、キャラに不愉快な言動をとらせてしまっては元も子もないので、このへんはちょっと緩いくらいのほうが個人的に好みだったりします。
これに関しては、天然金髪はともかく、黒髪ロングのほうが完全に「年下の主人公を弄ぶ年上キャラ」なので、書き方によってはイラッとすることもありそうなんですが、要所要所でスルーされることで相手を下げっぱなしにすることがなかったり、合宿回で「自分からからかうのはOKだけど、すごくウブで実は男に免疫ナシ」という掘り下げが行われたことによってイイ感じでバランスが取れている印象。祭り回でフラグも立ったっぽいし、今後が楽しみです。
あ、あと、何気に妹が良ブラコンでした。本編であまり出番がなくて、キャラ紹介のところに書いてあるブラコンっぷりが十分に発揮されているとは言い難かったんですが、まさか表紙裏に妹漫画が隠れているとは。しかも、積極的に兄の恋路を妨害するのではなく、あくまでも間接的に自分のアピールをしているあたりが好感を持てる感じで。
しかし、本編では最後の最後にチョロっと出番があっただけで、表紙裏は妹に取られるという不遇を背負った幼なじみヒロインはどうにかならないものか。ここ最近のオタク文化は幼なじみキャラに厳しくなっていますよね。負け属性なんて呼ばれたりもして。\オッサナナジミ~ン/
このブログは全力で幼なじみキャラを応援していきますということで一つ。
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