僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J) 価格:¥ 609(税込) 発売日:2012-12-21 |
読了。
今回は番外編というか、『CONNECT』というタイトルが示す通り、これまでとこれからを繋ぐ物語でした。既存エピソードの舞台裏だったり、様々な裏設定が明かされたりする、早い話が尺稼ぎのワリとどうでもいい話ということです。
まあ、こんなふうに書くくらいなので皆さんお分かりだと思いますが、僕は今回の『CONNECT』はまっっったく楽しめませんでした(´д`)
や、8巻の「ラノベじゃ子供先生とか珍しくなくてもリアルであるわけねーだろwwww」みたいなノリもかなり冷めましたけどね。今回、理科に「小鷹先輩をヘタれと言うやつらはいるだろうけど僕ら以外でそんなことを言うやつは許せない」って言わせて(思わせて)しまうノリは、正直メタすぎてついていけませんて。
どこまで意図してやっているのか僕には知りようもありませんが、考えられ得る批判を先回りして言い訳するような台詞をキャラに吐かせるのは個人的には好きではありませんし、それがギャグではなくシリアスなものとして扱われてしまうと寒気すら感じます。
ちゅうか、何冊か前から『はがない』ってそんなネタばっかになってるんですけど大丈夫ですか? かなーり作品クオリティが下がってると思うんだけどなあ。
ぶっちゃけですね、8巻で平坂さんは「これまでの『はがない』」というものを否定し、ちゃぶ台をひっくり返したに等しいわけで、その続きである『CONNECT』では、「これまでの『はがない』」とは異なった方向性の面白さというものを読者に提示しなきゃいけなかったと思うんですよね。
ですけど、果たして今回それを成し遂げたかというとすごく微妙なところで、たしかに(メインキャラではないとはいえ)こういう雰囲気のラノベの作中で性行為に及んだことを仄めかすような描写があるのは「これまで」とは違いますけど、総じて「で?」って言いたくなるようなエピソードばかりだったので困ってしまいますよ。
もーホント、全部否定したくなっちゃうんですが、理科や幸村がどういう家庭環境で育ってきたのかとかマジでどーでもいいッスわwwwwwいかにもラノベ的なキャラクターは、ラノベ的なキャラクターっていうだけで構わないです。いかにしてそうした人格が形作られたか、なんて部分に説得力を持たせようとするのは無意味だとすら思います。
まー、これで唯一〝メインヒロイン〟であるところの夜空の過去だけが未だに明かされていないあたり、それが9巻以降の肝になるんだろうな、とは推測できますが。これでまた恵まれない家庭環境のせいで捻くれたみたいな話だったら、『はがない』をまとめて破り捨てたくなりそうで怖いです。ハイ。
そんな感じで、次は内容如何によっちゃ買わないでそのまま切りますっつーことで一つ。
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