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自家用車の燃費

2007-04-02 | 省エネルギー
ハイブリッド自動車や燃料電池自動車の話題には必ず、燃費が取り上げられます。自動車本体の燃費もさることながら、燃料を作り運ぶ段階まで含めたWell to wheelという言い方もありますが、一般消費者として関心があるのはなんといっても自動車そのものの燃費です。

先ごろe燃費の2006年分析結果が公表されました。E燃費とは実際にマイカーを走らせてガソリンを給油するたびに、その時点の走行距離と給油量(満タン)を携帯電話でデータ管理会社に連絡し、そのデータに基づいて計算されるものです。全国で40万人のユーザーがいるそうで、自分が走行している状態に近い数値が出てくるのが特徴です。

自動車の燃費には60km/h定速走行燃費、10モード燃費、10・15モード燃費などがあります。自動車のカタログには大概これらの数値が記載されています。60km/h定速走行燃費とは文字通り一定速度で走行した時の燃費で、最も大きな数値が出ます。

10モードは市街地を走行することを想定して、アイドリング、発進、定速走行、停止などの10のパターンを組み合わせたモードで走った時の燃費です。15モードは郊外を走行したことを想定した15のパターンを組み合わせたので、10・15モードは10モードを3回、15モードを1回行なうものです。

10モードと10・15モード燃費は実際の道を走るのではなく、ロードランナーの自動車版のような装置を用いて測定されます。無人で走りますが、2人の人間が乗っているのに相当するように重量物を乗せて測るなど、測定上の手順が決められています。60km/h定速走行の半分くらいの数値が10・15モード燃費だといわれています。

話をe燃費に戻します。国産乗用車部門で最も燃費が良かったのはプリウスで19.7km/Lとなっています。二位はホンダシビックハイブリッドで18.8km/Lです。プリウスは1500cc、シビックは1300ccです。同じ排気量のガソリン車の数値はフィット(1500cc)が14.8km/L、フィット(1300cc)が14.4km/Lなので、プリウスは4.9km/L、シビックハイブリッドは4.4km/Lだけハイブリッドの省エネ効果が出ています。

この辺のクラスだと排気量が大きい方が燃費が良いという傾向があります。軽自動車ではスバルステラが17.1km/L、スバルR2Rが16.6km/Lですから、普通車に比べると明らかに軽自動車のほうが燃費が良いですが、ハイブリッドほどの差は無いといえます。

また、プリウスについて言えばカタログ燃費(10・15モード)は30-35km/Lとなっており、実際の走行であるe燃費は随分と小さくなっているものだという感じがします。

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