許田の集落の奥にある「守良屋(すろーやー)」に行ってきました。
集落は狭い道なので、徐行で進みます。
突き当たりには、石敢當(いしがんとう)。

周囲の大きな窓から庭がよく見えて、風が涼しい。エアコン要らないね。
風に芭蕉の葉が揺れて、涼しい。

突き当たりには、石敢當(いしがんとう)。
直進する魔物を、受け止める魔除け。

店内は新しい。

店内は新しい。
女将さんに聞くと、3年費やして民家を手づくり改築し、昨年オープンしたらしい。
メニューは、沖縄そば、ソーキそば、守良屋そば、てびちそば、じゅうしい、島らっきょとビール。コーヒー100円。
守良屋そば750円とじゅうしい150円にしました。同僚はてびちそば。

周囲の大きな窓から庭がよく見えて、風が涼しい。エアコン要らないね。
植えてあるのは、芭蕉ですね。

風に芭蕉の葉が揺れて、涼しい。
同僚君は、バナナ(実芭蕉)と言うが。

出てきました。

出てきました。
手打ちの「化学調味料無し」の沖縄そばとじゅうしい。

こっちは、同僚君のてびちそば。

こっちは、同僚君のてびちそば。
てびちを別盛りにして、そば出汁と混ざらない配慮を感じる。
三枚肉一枚とてびちを交換しました。

スープ

スープ
あっさりと美味しい。
カツオ出汁がよく出ています。
島ネギが香りを添えます。
化学調味料使わないと、味を調えるのに手間暇かかるね。
飲み干しました。
肉
ソーキと三枚肉が2つずつ。
味付けは薄いけど、素材の食感が楽しい。脂は、ほとんど感じない。
この味付けも難しいと思うけど、いいですね。
てびちも、柔らかくて美味しいです。
麺
手打ちのちぢれヒラ麺。コシがあって、もちもち感があります。
カツオ節を、麺に練り込んでいるそうです。
これは美味しい。私は好きな麺です。
手打ちだと、1日の数が限られるよね。
じゅうしい
ラードは感じない炊き込みご飯。美味しい。
女将さんに、いろいろ尋ねてみました。
まず、店の名前「守良屋(すろーやー)は、家の屋号でありました。
麺は、神戸出身の女将さんが、麺が大好きで、いろいろ食べて工夫して作った自信作。
沖縄そばでよく使う木灰や、匂いがするかんすいは使わずに、同じアルカリだからと重曹を使っていると。これは驚き。
石敢當まで、わざわざ見送ってくれました。
石敢當や屋根の材質、模様無し暖簾は、「経済的ですね」と言ったら、「のれんは、自分で織りました」と言われた。
女将さんは、石垣で八重山上布を織っていたそうです。
自作の手織りとは素晴らしい。大変失礼しました。
芭蕉は、バナナの実芭蕉ではなく、芭蕉布の糸芭蕉かも。
今度聞いてみよう。
手づくりの、家と庭と沖縄そばと暖簾が迎えてくれる美味しい店でした。