あるじのアゲハが我が家の庭を訪ねて来ました。

８月２６日、晴れ。今日も暑い。

日曜日、何の予定も入っていません。
さて何をしようか・・・、いつもの時間に目覚め考えていました。
洋裁もやりかけているし、庭仕事もしないと・・・。

大分前に注文していましたラティスが届いています。
玄関に邪魔なほどスペースを占めているのも暑苦しいし、
ラティスの匂いが強いので閉口しています。

早く組み立てて所定の位置にセットすれば良いのですが、
その前にいろいろ片づけ仕事をしないといけないし、
この暑さと蚊の攻撃もやる気をそがれているのです。

それに階段から落ちた足の傷はちょっと物に触っても痛い・・・。
ぼんやり考えながら庭を眺めていましたら、
一匹の黒いアゲハ蝶が何度も藤棚の下を行ったり来たりしています。

あるじがいたらきっと「家のアゲハだ」と言ったでしょうね。
あるじはこの所アゲハの幼虫を捕まえて、孵化させていました。
家の庭はもちろん散歩しながら良く見つけてきました。

その幼虫のお世話を本当に良くしていました。
幼虫を見つけた木を覚えていて、その木の葉を取ってきて与えていました。
柑橘系の木で見つけたのは必ず柑橘系の葉を与えていました。

毎朝、起きてきたらまず庭に出て「おはよう、変わりないか」と虫さんたちにご挨拶。
わたしが挨拶してもあるじからは、虫さんの後に「おはよう」が返ってきます。

時々「わたしは虫さんの後？」と言いましたら、笑いながら「良いじゃないか」とあるじ。
虫さんたちにヤキモチ焼いても仕方がないのですが、ちょっと・・・でしたね。


アゲハ蝶は居なくなったかと思うとまたやって来て・・・。
何度も何度も同じ所をぐるぐる舞っていました。
やっぱり此処で孵化したアゲハなのかも・・・。

あるじに逢いに返ってきたのかも・・・。そんな風に考えてしまいました。
わたしもあるじと一緒になっちゃった・・・。

あるじのアゲハチョウを見ながら、リコーダーを吹いたり、
ウクレレの練習をしたり、しのんびり優雅な一日を過ごしました。