この頃は 運転もせず 助手席に

7月２６日　土曜日　晴れ

２６日。今日は長女の第一子出産日。その子は高校２年生で今日１７歳になる。
お誕生日を迎える彼は、隅田川の花火を友人達と見に行ったはず。お天気に恵まれて良かった。
どんな感想を聞かせてくれるか、ちょっと楽しみにしている。
残念なことに、わたしはまだ隅田川の花火は見たことが無い。

高校時代のわたしは門限が早かったので、花火を見に行くことなど考えられなかったし、
当時は体調的にも夜の外出など考えられなかった。
でも、孫息子を見ていると羨ましいほど、時間に追われながらそれなりに楽しんでいる…。


娘たちの門限は、割に早い時間に決めていたけれど、社会人になってからはそうはいかなくなった。
残業があったり、送別会やその他いろいろなお付き合いがあり、遅い帰宅も度々だった。
そのようなときは、わたしが車で毎回駅前まで迎えに行くようにしていた。

同じ日に、二人の娘が遅くなる時、電話番は晩酌しているあるじの仕事になる。
携帯がない時代で、わたしが一人目を迎えに出てから二人目からの電話をあるじが受けていて、
駅前の公衆電話から、わたしが自宅に電話の有無を確かめ、帰宅したものだ。
次の電車で帰って来るという連絡があるときは、そのまま駅前で待つようにしていた。

手作りパンの店の仕事もあったので、大変だったけれど懐かしい良い想い出になっている。
今では二人の娘たちが、わたしと同じように婿殿と子供たちの送り迎えで忙しくしている。
嫁ぐ前はペーパードライバーだった上の娘も、今では達者に車を操っている。

２年前、ドクターストップかかり運転を止められ、少し経ってから車を手放した。
この頃は、下の娘が毎月わたしをお墓参りに連れて行き、上の娘は我が家に車でやって来て、
買い物に行ったり食事をしに行ったりしてくれている。彼女たちの好意に甘えている。

庭の片隅で咲き始めたグラジオラス