FMEN式雑記

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昭和で消えた珍路線・広面線

2024-10-03 21:23:33 | 秋田市営バス
上北手や茨島環状の古いダイヤ調べていたら、廃線が見つかったり。
移管前に走らなくなった路線や系統だが、こんな廃線も1987年に発見した。

広面線。
秋田駅から木内に出て、また南大通に戻り線路をまたいで太平川の右岸を通過して大学病院まで行く路線。

再現したらこうか。
これ1987年度で廃線したが、1988年度からは城東消防経由大学病院線が運行されたため前進でありそう。
城東消防経由大学病院線は駅前→東口にかわりどんどん路線扱いが悪くなり廃線した。

なんでこんな路線なのか。
それは南大通のせい。
まず、いまの南大通の明田〜横金線までの道は昔は違ったこと、また横金線も未発達だったこと。
そのため、明田の仲町交差点で明田富士山方面に曲がる明田経由の路線をトレースし、桜方面に行かないで太平川の川べりを通過(これは古地図でもバス停がある)し、城東中方面と桜橋側の2系統に分かれて南団地を経由(中央赤沼線と同じ)する。
古い時代は旧明田踏切経由だったと思われる。

また、朝は「市場経由」とあるが線路際のルートなのは1994年まで南大通が有楽町から明田側が朝だけ一方通行だったため。

ぐちゃぐちゃしたルートがバイパス経由でどんどん時代にあわなくなり整理されたようにも。

幕の表記は不明だし、狭い道ばかりだから小型だろうか。

奇しくも、この路線の沿線は2023年の秋田市の水害で全部が被災した。
残っていたらどうなっただろうか。

さよなら茨島環状線(路線研究と珍路線)

2024-09-27 23:55:00 | 秋田市営バス

来週で廃止になる茨島環状線。
これまでは乗ってみてだがこっからはデータや感想編。

☆変わった牛島駅前
このルートは平成の終わりごろで、昔は柳原でなく牛島経由。
牛島経由は羽後牛島駅前を通過していた。

この当時。右側にポール。
今。道がかなり変わっている。
せっかく道路が良くなったが、このときには通らなくなった。

☆代替路線は。
新屋線である。
前半は大町経由、後半は柳原経由がそれに近い。
三皇神社あたりがあるかないとならないが、こんなにぐるぐる回るなら牛島経由のが良かった気もしてならない。

☆そして見つけた珍路線
今回のメイン。
実は現在の茨島環状の柳原近辺に近い系統があったのだ!

1988年制定の南大通り経由卸センター線。

秋田駅をでて市民市場を通り南大通り→有楽町→柳原→卸センターというもの。
時間からして通勤通学向けか。
気になるのは、
・方向幕がなんだったのか
・卸センター前は道路中にあるが回転地とかがあったのか
である。

ちなみにこの路線は昨年実質復活。
昨年の豪雨で土手長町の護岸が崩壊した時の柳原経由新屋線の代替がこれをそのままトレースした。
【訂正】市場前はいまの「明田地下道入口」というもので、つまりは明田や横森経由線のルートをトレースしていて、上北手や水害代替とは異なっていた。
何故市場を通らなかったかは不明。

☆不遇な「牛島環状」と非環状線
元々茨島牛島環状が牛島を少なくされ茨島環状になったが、扱いが昔は良かったかといえばそうではない。
市営時代は茨島大橋回りは「茨島環状」幕。
では牛島は「牛島環状」だろ?
いや、牛島も茨島環状名義だった。

違いは側面。茨島大橋は「秋田駅→茨島→牛島→秋田駅」、牛島は「秋田駅→牛島→茨島→秋田駅」である。
つまり、牛島環状はかなりわかりにくい感じであった。

ちなみに、牛島回りでは非環状もあった。
これは三皇神社始発で秋田駅まで行く路線。
要するに新屋線に近い感じ。
これも幕が気になるがあった話を聞かない。
もうほかに寄るとこがないから「大町秋田駅」か「秋田駅」でおわっていた可能性もある。
【追記】土崎循環や港1丁目発堀内線も幕が気になるとこである。
大回や泉山王は部分発なしだったし、あとで取り上げる浜田環状もそう。
環状だと山手線でも環状しない系統があるらしい。
用途は旭南小学校や茨島の附属→専門学校の通学だったとか。
2002年までは市営、そっからは中央がいまでも旭南スクールを運行してるがそちらは一般取扱なし。
【さらに追記】茨島牛島と茨島は別路線で、柳原に変わるときに廃止新設扱いにされてました。
また、むかしの茨島牛島環状は牛島の銀行前道路ができるまえは踏切を渡り南高から13号に帰る(要するに南高発止二ツ屋福島や旧大住のルート)から跨線橋を渡り、牛島北交差点から入り込んだとのこと。
信号が更新なる前は「路線バスを除く」があったのが名残か。

いろいろ調べたこの路線も月曜日が最後となります。

さよなら茨島環状線・葬式乗車記(茨島回り編)

2024-09-26 21:01:04 | 秋田市営バス
来週で廃止になる茨島牛島環状線の今度は逆回りをオフだから実施。
発車は朝10:20。
やってきました。
ルートはこう。
昔は有楽町から牛島を大きく回りましたが、今は柳原から茨島を行ったり来たりして新屋線とおなじ帰り方をします。
茨島牛島環状線とは昔の名前で、あまりにも牛島を少なくしたから茨島環状茨島回りにされました。

それでは、赤い区間中心に逆回り行きます。
柳原というのは旧名前ですが、いまでも使う人がたくさんいます。
(今は卸町です)
チャイナタウン。
御野場、大住は左折しますが新屋、環状はまっすぐ。
ここで新屋線とわかれます。左へ。
生協前。
旧貨物線廃線跡を通過。
このカーブが廃線らしいです。
前にも取り上げました。
唐突に道は終わります。
昔はここにかまぼこ踏切で羽越線につないでいたとか。
右折すると一気に狭くなります。
猿田川の左岸です。
東北電力牛島変電所近辺。
変電所は右です。左は前にとりあげたかまぼこ踏切の大野踏切で仁井田へ。
猿田川と離れると植生が。

三皇神社の鎮守の森でした。
ちなみに牛島東にあるやつは里宮でこちらが本宮。宮司もここに住んでます。

左は大住。アンパスを渡り道なりに行けば大住線終点。さらにあるけばおなじく10月廃線な大野線終点。
大野線は乗ったことあるから葬式乗車はしませんでした。
右はさっきの生協へ。
右は柳原へ。左は河川敷へ。
いまの柳原新屋線は左を通ります。
狭い道です。
生協配送センターをすぎると。
旧貨物線のバイパスに。
このまま南部中央線から新国道に…
でないで、生活道路に。
ジェイマル裏の市営時代のポールもまもなくさよならになります。
アンテナはABSのラジオアンテナ。
つまりイオンタウンのこと。
左に曲がり、三菱マテリアルから新国道に入りあとは新屋線と同じです。

最後だけルートが少し違うのが面白いです。
これも様々な研究が見つかったんで古い話なども後々していきますよ。

さよなら茨島環状線・葬式乗車記(大町回り編)

2024-09-25 23:59:00 | 秋田市営バス
10月改正で廃止はまだある。
これは茨島牛島環状線である。
この路線は大町新屋線と牛島線をハイブリッドして旭南周辺を回る路線。

そのため、緑のサイマル運行区間がかなり長い。
半ドンが別の日から代替されうまく運行時間があいた今日、まずは午後発15:30秋田駅発の大町回り(市営時代は大橋回り)にのりました。
それでは、ストビューでサイマル運行区間以外を旅しましょう。

新国道を雄物川直前で左折。
南部中央線にはいりますが、御野場まではいきません。
すぐ左折します。
んで、さらに右折。
狭い道。
実はこれが元々の道でして、直進はバイパスです。
右は南部中央線へ。
三皇熊野神社前。
右に入ると大住線の終点にすぐつきます。
牛島変電所。
この交差点を左折します。 

旧貨物線を転用した道。

西へ向かいます。
環状の角の頂点になるあたりだから、向きが変わり生協前はさっきの三皇前に戻る道になります。
生協はバイパス分岐にあった配送場から店舗機能が移転しました。
ここを右。

次の交差点を右。
まっすぐは生協配送場へ。
つまり、旧貨物線がバイパス。

右からは柳原経由新屋線と同じルートで秋田駅に戻ります。

☆市営時代などは
昔は変電所から先の道は貨物線で道すら無かったためまんま直進。
牛島駅、楢山を経由する紫のルートでした。
つまり、旧貨物線と柳原経由に変わりましたが結局廃止に。

明日はオフ。余裕あれば今度は牛島回りをやりたいかと。

さらば上北手線・検証と雑記

2024-09-19 22:30:30 | 秋田市営バス

10月から廃止になる上北手線(現南大通り経由日赤線)を乗り通した話の続き。

今では片側往復1本だが、

1987年段階ではこんなにあった。
駅発11便、駅行12便、牛島発県庁行き1便。

当時は木内経由。
変わった名前は
・牛島東6丁目→南部公民館→なんぴあ別館前
・福島→牛島東7丁目
・石の崎→遊学舎前
新設が
・牛島東3丁目(新屋敷→愛宕下間)
・一つ森公園南入口(福島→荒巻間)
・日赤病院前
廃止が
・上北手幼稚園(石の崎と日赤間)
である。

これを見てるとダイヤ組みが今はかなり厳しい。
城南経由で帰り便があったが、城南中学校経由はあの時間は逆がいいはず。
それは、城南中学校は学区の端側ですぐ南中学校の学区になるが、古野まではずっと城南だから。
反対に牛島経由はマルダイやナイスに買い物に出られる時間のがいいはず。

エリア交通のターゲット路線らしいが、不安しかない案でどうにかならぬもんかと見ている。