玉川上水にはセンニンソウ、ヤブカラシ、ノブドウ、ヘクソカズラ、ヒルガオ、ヤマノイモなど、つる植物がたくさんあります。多くの植物は葉で光合成をし、生産物を茎に回して自立しながら徐々に背丈を伸ばしていきますが、つる植物は自立しないで、他のものに巻きついたりからまったりして高いところまで伸びます。つる植物は明るい場所に生えるので、森林にはあまりありません。とは言え、明るい場所といってもススキ原のようなところではからまるような木がありません。その点、明るくて、木もある林縁はつる植物の要求を満たしてくれます。玉川上水は細長い緑地で、林があるとともに南北に道路や畑がありますから、どこにでも林縁があります。しかもからまることのできる柵もあります。これが玉川上水につる植物が多い理由のようです。
玉川上水沿いの柵にからまるつる植物(立川の一番橋の東)
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