Jan & Eva Švankmajer - the works for Japan

実は先週の話
急遽　京都文化博物館へ行ったんだよな
そもそもリニューアルしたのは知ってて
つい先日もWebページも見てたのに…
シュヴァンクマイエル展をやってたんだよ
これは見逃せないからね

でだ　その内容の濃さに驚きを感じながら
とても楽しませてもらえたよ

なんと今年の2月26日に京都に来ていたんだってっ!?
それは彼が描いたものを木版画にしてもらおうという企画で
その途中経過を見にきたというもの

そもそも彼は俺も大好きな
『エドガー・アラン・ポー』を敬愛しているらしくて
同じく敬愛していた『江戸川乱歩』のことにも興味を
持ち始めて彼の家さえも訪れる程に傾倒して
『人間椅子』の挿絵もしているくらい
そこから日本の文化にも興味を示して
何かしら新しいことをと木版画で表現することを
思いついた時に以前これまた俺の大好きな
『サルバドール・ダリ』が自作を日本で
浮世絵として木版画にしたという事実を知り
それならと京都の京木版と茨城の江戸浮世絵の巨匠に
その仕事を依頼したって訳　同じ絵をね

しかもその2種類の木版画も展示されていて
シュバンクマイエルが両地を訪れている様子も
上映されていて　とても充実していたんだよ

卓越された技から生まれた1つの絵は
同じ絵なのに　その技法や技巧によって
僅かなそれぞれの『味』を持つんだよな
その違いが本当に興味深い物に仕上がっていたのが
とても印象的だったよ

それにしても趣向ってどこか似てるもんなんだよな
ベクトルのことだけど　
ポーとダリとシュバンクマイエル
もちろんシュバンクマイエルから
俺には向いてない（残念っ!? HaHaHa!!）けどね