好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

顛倒符「乙」

2017-11-20 23:55:50 | 学習
 下の記事の続きです。

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 敦煌出土の最古の写本といわれる「法句譬喩経巻第三」で顛倒符「乙」の確認が出来ました。

 以下の画像は『中村不折旧蔵禹域墨書集成』によるものです。
 番号が同じものは同一文書です。
 ( )内の時代は巻末の収録図版目録に記されているものです。



1. 重要文化財 「法句譬喩経巻第三」(漢魏時代)
 奥書に甘露元年(359)の年号を有する。



2.「羯磨経」(両晋時代) 



2.「羯磨経」(両晋時代)



2.「羯磨経」(両晋時代)



2.「羯磨経」(両晋時代)



3.「妙法蓮華経」(両晋時代)



3.「妙法蓮華経」(両晋時代)



4.重要文化財「捜神記」唐句道興撰



4.重要文化財「捜神記」唐句道興撰


1.の「法句譬喩経巻第三」や 3.の「妙法蓮華経」は確実に「乙」字ですが、4.の「捜神記」では「レ」点と言えそうなくらいです。

これらの資料から、甘露元年(359)のころから既に「乙」が使用されていたと考えていいのかどうか?   
まだまだ初めの一歩の段階であって、課題はたくさんありそうです。 
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