その機会は意外と早く訪れました。
中村不折旧蔵の「法句譬喩経巻第三」が、2013年1月にトーハクで開催された特別展「書聖 王羲之」に展示されていたのです。
現在は台東区立書道博物館蔵となっており、多くの王羲之の書(真跡はなし)とともに貸し出され展示されていたのです。記憶が定かではないのですが、この「法句譬喩経巻第三」が展示されているとは知らずに行って「おおっ~」と感嘆の声を発したように思います。
以下の画像は、「書聖 王羲之」図録のものです。

重要文化財 「法句譬喩経巻第三」(漢魏時代)
奥書に甘露元年(359)の年号を有する
奥書きの甘露元年を(359)と記していますが、『敦煌学大辞典』(上海辞書出版社 1998年)によりますと、256年説・265年説があるようです。学会では多く359年と認定しているようです。
この図録にある他の書もじっくり見たところ、明代の書にも顛倒符が掛かれていました。更にその後、「なんでも〇〇団」で出品された書にも顛倒符が書かれているのを見ました。鑑定結果は明治時代だったと思うのですが、著名人の書だとされたようでした。誰の書といったのか記憶になく、後で出品リストを調べてみたのですが、分かりませんでした。
意外と書道界では一般的に使用されているのか・・・?
書道博物館へ行ってみたいと思いつつ、もう何年過ぎたことか・・・
今からでも行こうと思えば夕方には帰ってこられるのに、なんと腰の重い事!

中村不折旧蔵の「法句譬喩経巻第三」が、2013年1月にトーハクで開催された特別展「書聖 王羲之」に展示されていたのです。
現在は台東区立書道博物館蔵となっており、多くの王羲之の書(真跡はなし)とともに貸し出され展示されていたのです。記憶が定かではないのですが、この「法句譬喩経巻第三」が展示されているとは知らずに行って「おおっ~」と感嘆の声を発したように思います。
以下の画像は、「書聖 王羲之」図録のものです。

重要文化財 「法句譬喩経巻第三」(漢魏時代)
奥書に甘露元年(359)の年号を有する
奥書きの甘露元年を(359)と記していますが、『敦煌学大辞典』(上海辞書出版社 1998年)によりますと、256年説・265年説があるようです。学会では多く359年と認定しているようです。
この図録にある他の書もじっくり見たところ、明代の書にも顛倒符が掛かれていました。更にその後、「なんでも〇〇団」で出品された書にも顛倒符が書かれているのを見ました。鑑定結果は明治時代だったと思うのですが、著名人の書だとされたようでした。誰の書といったのか記憶になく、後で出品リストを調べてみたのですが、分かりませんでした。
意外と書道界では一般的に使用されているのか・・・?
書道博物館へ行ってみたいと思いつつ、もう何年過ぎたことか・・・
今からでも行こうと思えば夕方には帰ってこられるのに、なんと腰の重い事!

