29日は突然神戸に行くことになった。
神戸!
神戸大好き!
なぜか、昔から神戸へ行くのは好きだ。
「どこへ行きたい?」と聞かれると、
まず「神戸!」と答えていた記憶がある。
しかし、詳しくない。
なぜかってえと、なんとなく「1人では行きにくい」から。
京都が詳しいのは、「1人で行けるから」なのだ。
つまり、神戸という街は「1人が似合わない」街じゃない?
どうだ。そうは思わぬか?
というわけで、この日は神戸の達人と共にドライブ。
日本では、東京の二番手に進出してきた『バナナ・リパブリック』を覗いては、
「…たかいな。」と呟き、(N.Y.での値段を知っているからか)
『神戸メリケンパークオリエンタルホテル』のラウンジで
「コーヒーおかわり!」を連呼してきた。
そして、ディナーは?
「ベトナム料理だ!」
というのに、行ってみたら看板には”中華料理”とあるではないか。
「中華料理と書いてありますが?」と達人に尋ねてみたところ、
「いや、ベトナム料理のはず!」と言い張る。
確かに入ってみるとメニューはベトナム料理。
再度裏にある看板を確認してみると、中越料理とあった。
な、なるほど…両方なのね。
私のようなビギナーではきっと見つけられない場所にある『鴻華園』。
入るなり目に入るのは、水槽にぎっしりのでっかいミル貝!
ちょっとグロい。
さらに、無表情のベトナム人のおばちゃん。
驚くほど、口角があがらない。
あがらなさすぎて逆に、もし笑顔になったらどうしよう…とまで思ってしまった。
有名らしく、有名人のサインがぎっしり。
オススメは、生春巻きならぬ蒸し春巻き。
おもちのようにもっちりちりちり美味でした。
フィニッシュは、御影の『ダンケ』でバターコーヒー。
まったりとした味わいとは対照的に、カウンターに並べてある
ドラえもんの起きあがりコボシや、ゴルゴ30のおもちゃがなんともいえんギャップがたまらん。
というわけで、うきうき楽しい神戸からがちゃがちゃなんばへと帰路につくのでした。
神戸や京都が好きな理由が、今回でわかったような気がする。
それは、「コンセプト」があり、皆がきちんと「まちづくり」を努力しているから。
その点、長年大阪人をしていても大阪の街が好きになれないのは、
きっと、みんな好き勝手にやっていて街が雑多だからだ。
今度神戸に行くときは、もうちっと京都並みに下調べしていきたいと思います。