森って?林って?林業って?!

小さなことから知ってほしい。
こちらは公益社団法人静岡県林業会議所のブログです。

木の寿命と木材の耐用年数

2014-06-24 12:46:30 | F&F
 
 サッカーWCも一次リーグの大詰めですね。
 日本は決勝トーナメントに進むのは難しいかもね?
 奇跡が起こることも、ゼロではない。(ソーダ、ソーダ)
明日早起きして、私も応援してから出勤します。皆さんもブラジルにパワーを
送ってくださいね。



 話はまったく変わります。
 皆さん木の寿命はどれくらいあると思います。
 そうです。木によって様々のようです。
 ちなみに、世界の最長はカルホルニアのセコイヤと言う木で
4,000年ぐらいだそうです。



 日本では皆さんご存知の屋久島の縄文杉は、2,500年、
大王杉は3,500年と言われています。
 人間が遠く及ばないほど、その場所に立ち続けて、日本の歴史
を見続けていたんだと感嘆します。


 さて、木材の耐用年数の話ですが、例えば家やお寺、神社に山で
伐り出した木材を建築材料として使った場合を考えてください。
 


 奈良法隆寺の五重塔は樹齢1,000年の桧を使っています。
法隆寺宮大工の故西岡常一さんは「樹齢1,000年の木は1,000年もつ」
と言っています。
 むろん、以前のブログで書きましたけれど、南側で育った木は家の南に
北西側で育った木は北西側で使う。木の適材、適所を守った場合と言う注釈付
だと思いますが。



 私の家は平成元年につくりました。今25年が過ぎましたが、水回りの木の腐食は
多少ありますが、家に使った木材はまったく痛んでいません。
 ちなみに、静岡県産材が90%です。



 東海沖大地震が心配ですが、出来得る防災をして、あとは家の強さを信じるのみです。



                                      




                                       
                                 ご機嫌よう、さようなら   の事務局からでした。