森って?林って?林業って?!

小さなことから知ってほしい。
こちらは公益社団法人静岡県林業会議所のブログです。

森林認証って何、??②

2016-02-29 14:40:57 | F&F
 

 今日は真冬の気温でしたね
 ”寒いねーと話しかければ、寒いねと答える人のいる暖かさ”が似合う日です(笑)


 さて昨日の続きです。
 静岡県の森林認証の現状は、FSCの森林認証を平成20年に
F-net大井川(川根本町)が1,595ha、天竜林材業振興
協議会が平成22年に、浜松市内の森林44、586haの認証を
とりました。



浜松市天竜区熊のFSC認証林



同じく浜松市天竜区熊のFSC認証林


 国内の森林認証SGECは静岡市林業研究会が平成17年に初めて
取って以来県内では、11地域9,793haが認定されました。
 認定されたFSCとSGECの合計面積は約5万5千haで北海道、
山梨県、熊本県に次ぐ全国4位です。


 2020年の東京オリンピックの新国立競技場は、国産材を多く
使って創られますが、その木も森林認証を受けた森林から伐りだされた
木材が使われます。


                               今日が良い一日でありますように
                                               事務局でした。

森林認証て何??

2016-02-29 14:10:29 | F&F
 

 春がすぐそこまで来ていますね(笑)
 
 さて表題の森林認証について、お話しますね。
 静岡県は森林認証推進協議会を昨年11月に創りました。
 現在、協議会の事務局は静岡県森林組合連合会が行っています。


 森林認証制度は大まかに言うと「持続可能な森林経営・管理」
が適正に行われているかどうか第3者機関が検証し、認定する
制度です。


 その認証機関には国際基準として代表的なものでFSC(Porest
Stewardship Coucil)とヨーロッパが中心の
PEFC(Programe for the Endorsemento of Forest Certification)があります。


 国内では、SGEC(Sustainable Green Ecosystem

Council)「緑の循環」認証会議があります。
 明日は静岡県の森林認証林の現状をお知らせします。

     
  
  浜松市天竜区春野町のFSCの認証森林です。



                        明日が良い日になりますように   事務局でした。


2月セミナー参加

2016-02-26 13:49:46 | 林業関係
こんにちは。

久しぶりの更新となってしまいました<m(__)m>スミマセン
事務局、二人とも元気でお仕事しております。

今月は特に行事もなく、セミナーに一度参加しただけでした。

「木造建築、最近の動向について」の中の基調講演を聞いてきました。
詳細はF&F4月1日号にも掲載しますが、
安井 昇氏の講演「都市部における防耐火」の一場面です。

実際に木造建築物を燃やして、燃え方のコントロール方法を知ることで、
木造建築物の利用を広げていこうと研究されています。

「建物の木造化が増えれば、県産材の利用も促進される。」
主催の県森連大畑常務も挨拶で話していました。
オリンピック特需も期待したいものですね。


受験シーズンも終盤を迎え、もうすぐひな祭り🌸
我家にもお雛様が飾ってあります。

お内裏様とお雛様の親王飾り。
16年前に両親から娘にプレゼントされたものです。
住宅事情で2人だけの飾りですが、ここ5年くらいは少し向かい合わせで飾っています。
何となく話をしているようでいいかな~なんて思って♥

良縁に恵まれるように、今年も3月4日に早々に仕舞います。

以上、事務局でした。
インフルエンザ、お気をつけください!




近くの山の無垢材で家を建てよう

2016-02-03 14:47:21 | F&F

 日本の住宅といえば、以前は杉、桧、松や欅の無垢材で造られていました。
 これは、当たり前のことでした。
 昭和36年ごろ外材が入り始め(丸太はすでにTPPに参加していた)
 そのシェアは少しづつ広がり、いつしか住宅の木材は外国の木が
主に使われるようになりました。


 住宅を大量に工場生産するのに、品質や量が安定的に供給できる外材
が適していたのです。
 特に住宅の瑕疵担保責任が法的に10年と決められて、国産材の無垢材
の使われ方は少なくなる一方でした。



 それは、構造材、特に柱の割れや歪(反り)がクレームの原因になったからです。
 割れや反りのこない集成材が柱の主力になりました。
 今では、大手工務店の作る家の70%~80%は集成材の柱です。


 しかし、日本の家や神社は遠く古から無垢材を使ってきました。



 
 そして、天変地異に耐えてきた歴史があります。
 世界最古の木造住宅といわれる法隆寺はその象徴です。



                  ごきげんよう 明日がいい日になりますように!!
                                          事務局でした。