今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

明日からマリファナ(大麻)の処方が解禁

2009-04-03 22:33:10 | 時事ネタ
2010年某月某日、私の外来風景(の想像)

患者さん1「最近眠れないんですよね~」

私「はい、マリファナどうぞ」

---------------------------------------------

患者さん2「最近、気分が落ち込み気味で、頭も痛いんですよね~」

私「はい、マリファナどうぞ」

----------------------------------------------

患者さん3「喘息が・・」

私「はい、マリファナどうぞ」

-----------------------------------------------

いよいよ明日から、ミシガン州でも医療用マリファナの処方が解禁です

正直、自分の中で抵抗があるのですが

そもそも、知識が無い中での「何となく」の抵抗です

来週、レクチャーがあるらしいのでニュートラルな気持ちでのぞみたいと思っています

最近、外来で何人かの患者さんから「こちらのクリニックではマリファナ出してくれるの?」と聞かれましたが

「う~ん、よく分かんない」としか答えられていません

冷静に考えれば、モルヒネも麻薬ですから、「なんでマリファナがダメ?」という理屈は理にかなっています

以下、Wikiから医療用マリファナの利点を抜粋です

利点として大麻が医療用途に注目される理由には

  • 身体的害(副作用)が少なく、第一選択薬として望ましい。
  • 法的規制の問題を除けば、本質的には製造・入手が容易かつ安価。
  • 嗜好植物としての大麻には多くの品種が存在しており、薬効成(THC、CBDなど)のバランスが多様なため、患者の個人差・病状の差に適合した品種を見つけることができる。(一種のテーラーメイド医療と言える)
  • 既存の治療薬の効果が薄かったり、副作用が強い患者に対して別の選択肢となりうる。
  • いまだ有効な治療薬が存在しない疾患、難病に対して効果が認められることがある。

などが挙げられる。



肩こりやぎっくり腰でも気軽にモルヒネを処方する国ですから、

何の抵抗も無く、マリファナ処方は

「あると思います!