今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

Block month最後の週末

2008-07-30 21:50:46 | 臨床留学
長いオリエンテーションもついに終わりが近づいてきました

これまでは、実際の臨床は外来のみでしたが

いよいよ8月1日からインターンはそれぞれのローテーションに散らばっていきます

1ヶ月半に及んだオリエンテーションについては近々、「家庭医療」に報告として投稿しようと計画しています

そのオリエンテーションが終わろうとしている最後の週末

毎年恒例、前々ディレクター(JO先生)の別荘へ皆でまねかれてパーティーがありました

インターン全員と、参加できる上級レジデント、Facultyとその家族が来ていました

総勢40人くらい来ていたと思います

別荘は湖のほとりにあり、

JO先生所有のモーターボート二隻に分譲して、湖の真ん中にある島まで行って、バレーボールをしてきました

島といっても、水の上に土地は全く顔を出しておらず

膝の高さまである広い砂地の浅瀬です

そこにバレーボールの網がはってあり、水上バレーボールをしました

別荘

湖とボート


この1ヶ月半は、課外の楽しみ行事が多い期間でした

Facultyが絡んだ、公式、半公式のパーティーは3回ありましたし

同級生だけ、および他の学年も交えてのアフターの集まりは10回以上ありました

単に皆が仲良くなったので集まっているわけではなく、

カリキュラムがそのように意図してつくられている結果でもあるのです

長期オリエンテーションの間は毎日顔を合わせ,昼食も殆ど一緒にとります

結束を高めるために課外活動もありました

これもひとえに、最初にレジデント間の結束を高め、プログラム内のスタッフとの距離を縮めることがオリエンテーションの大きな目的になっていたからです

これはこの後、レジデントが散り散りになって、他科の医師に揉まれるストレスに対処するための準備なのです

事前に内部の結束を高め、自分が家庭医にこれからなるんだという強い意識付けをはかるための期間であったわけです

これをそのまま日本でやれというのは、現実的ではありませんが

日本での研修カリキュラムの改善に、参考にすべき点が大いに得られたと思います