今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

休日の過ごし方

2008-07-06 09:03:47 | 臨床留学
7月1日からいよいよ診療が始まりました

といっても、私の場合はSSN(社会保障番号)がまだ手に入っていなかった関係で、診療の許可が下りず

他のレジデントが外来患者を受け持っているのを横目でみながら、見学しかできません

そんな折り、前レジデントプログラムディレクターの指導医から

「空いている時間に、クリニックの隣のチェルシー病院で病棟診療をみてきたらどうか?」と提案を受けました

ミシガンのプログラムでは大学病院の病棟以外に、地域病院であるチェルシー病院での病棟ローテーションもあります

病棟の流れを把握して、早めにシステムを把握しておいた方がストレスが少ないので、ありがたい提案なのですが

「downtimeの間に」といわれたので、てっきり「休みの日に」という意味だと解釈していました

7月4日が独立記念日で、ちょうど3連休となるため

「独り身で3日も休み要らないなあ」と思い

「○○先生に提案を受けたのですが、4日の午前中にチェルシーの病棟の見学をさせてください」とディレクターに頼んだところ

「Holiday is a holiday.」

「休みの日はちゃんと休みなさい。○○先生の提案は、平日の外来見学に飽きたら、病棟をみてきたら?という意味だと思いますよ。」

やんわりと、たしなめられてしまいました

 down・time

(機械の)運転休止期間; 休養時間; 故障時間, 動作不能時間.
(goo辞書より)


「休日じゃなくて」、「診療不能の間」という意味だったんですね

ちなみにHolidayや自分の誕生日に4時間以上働くと、ボーナスが出ます(さすがです !)


というわけで、3連休はレジデント仲間とバーベキューをしたり、カヌーで川下りをしたり

のんびりすぎる日々を過ごしています




日本で同じ状況におかれたら「休みなさい」と言われるかどうか、また自分が指導医として言うかどうか想像してみましたが

言われないし、言わない気がします