ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

水戸歴史探訪サイクリング~吉田付近

2012-10-15 17:21:04 | 自転車
備前堀のたまげ橋を南に向かい,坂にさしかかる。その右側にあるのが,吉田神社である。

日本武尊が東夷平定の帰途、常陸を過ぎて兵をこの地朝日山に留めて憩わせた故事を以って、この地に神社を創建し尊を奉祀したという。ここから,下市方面が見渡せる。


さらに,水戸街道を南に向かう。
道路は昔の街道の上に作られているためか,幅が狭く,自転車乗りにとってはちょっとつらい。
ちょっと行くと道路の右側に薬王院がある。

本堂は国指定重要文化財に指定されている。約500年の樹齢の銀杏があるほか緑が多く,落ち着いた雰囲気がある。


薬王院を出て水戸街道を戻り,途中で,右側の路地に入る。

住宅の間の細い道路をすぎると,東側にこんもりとした緑の山が見える。

ここに常照院がある。回り込むように北側に行くと,山門がある。
山門から階段を上っていくのだが,雰囲気がすばらしい。自転車から下りて,階段を歩いて上ると,京都あたりの寺にいるような気がしてくる。



水戸歴史探訪サイクリング~下市付近

2012-10-15 11:23:53 | 自転車
水戸の街は,北を那珂川,南を千波湖と桜川に挟まれた馬の背中のような台地を中心としている。
この馬の背台地は東側にいくにほど先細りとなっている。
その先細りの先端部分に,水戸城の本丸があり,西に向かって二の丸,三の丸,そして上市が台地上に展開している。
台地の下側には,下市という街がある。
上市と下市は,城をはさんでおおざっぱにいうと東西方向にある。
上市のほうは,太平洋戦争末期に空襲を受け,焼け野原となってしまったことから歴史を感じさせる木造建造物はほとんど見当たらない。
下市のほうには,ところどころ木造家屋が残っている。
下市に,備前堀がある。ここに水が流れている。堀の両側に柳があり,いい感じだ。

備前堀の途中で,水戸街道の起点であった橋があるたまげ橋という。
江戸へ旅立つものとここで別れたという。

備前堀沿いに進むと、染物屋らしき建物がある。昔は、堀を流れる水を使って染物をしていたのだろうか。

水戸歴史探訪サイクリング~馬の背台地

2012-10-15 10:19:18 | 自転車
水戸の街は,北を那珂川,南を千波湖と桜川に挟まれた馬の背中のような台地を中心としている。
この馬の背台地は東側にいくにほど先細りとなっている。
その先細りの先端部分に,水戸城の本丸があり,西に向かって二の丸,三の丸,そして上市が台地上に展開している。
本丸から三の丸にかけては、学校や図書館や公園があり、緑が多い。
台地の下側には,下市という街がある。
上市と下市は,城をはさんでおおざっぱにいうと東西方向にある。
城を挟んで、近いところから武家屋敷、そして町人の屋敷と広がっていたらしい。
上市のほうは,太平洋戦争末期に空襲を受け,焼け野原となってしまったことから歴史を感じさせる木造建造物はほとんど見当たらない。
下市のほうには,ところどころ木造家屋が残っている。
下市に,備前堀がある。ここに水が流れている。堀の両側に柳があり,いい感じだ。
備前堀の途中で,水戸街道の起点であった橋があるたまげ橋という。
江戸へ旅立つものとここで別れたという。
明治になってから、常磐線が通るようになった。
水戸のどこを通すかだが、馬の背台地の南側の崖下を台地に沿うように線路がもうけられた。
線路は昔の桜川、仙波沼を埋め立てて作られたのだろう。
上野方面から水戸に近づくと、左側に台地が見えてくる。
偕楽園である。南側斜面には梅の木が植えられており、春には車窓から白梅、紅梅の花が見られる。
右には、仙波湖が見える。
この周辺は、都市型公園としてはセントラルパークに次ぐくらいの大きさらしい。
週末になると、多くの人がジョギングや散歩を楽しんでいる。