映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

目標は比叡山?(寒そう‥凍りそう‥)

2006-02-12 00:09:44 | 雑記帖
 ‥と云う訳で再びスタート地点の誓願寺へ戻って来ました。実は私はスカラ座のラスト・ショーが観たかったのですが、お寺さんにそういつまでも車を預けておく訳にいかないし、こうなると車が却ってお荷物みたい‥お寺に預けてあった「朱印帳」や「掛軸」とかキーを返して貰い、丁重にお礼を申し上げて「お気をつけて‥またお参りください」との声に見送られてお寺を出ました。
 さて、次の行き先不明のまま、河原町三条→東大路→五条大橋‥と市内をひと廻りしている内に、やっと行き先が決定!家内から「青龍寺」とか云うお寺はんへお参りするとの「ご託宣」がありました。
 大体はこのお寺参りは家内が主導権を持っていて、私はその「指図通り」に道を探したり走ったりで‥まぁナビゲーター兼運転手みたいなものでして‥「青龍寺」とは何か恐ろしそうなネーミングですが、とにかく比叡山延暦寺の近所にあるそうな‥
 この冬のド最中に比叡山へ登る変人っているんかいな?と思いながらも、私の好きな山岳ドライブですので、北白川から山中越えのヘアピン・カーブへ入って行きました。市内から見た比叡山は頂上付近はよく見えるけど、薄い雪化粧みたい‥寒々した感じ‥登れるのかな‥大丈夫かな‥?
 それにしてもこのあたりは若い頃のハイキング・コース‥あの頃はドライブウエイもなかったし、登頂するには京都側はロープウエイ、琵琶湖側はケーブルだけだったし、排気ガスも騒音もなく今よりも空気も澄んで自然も豊かだったし‥
 遠い昔‥水ぬるむ春先の昭和某年某月某日、京都市内某所‥と云っても大抵は三条京阪や四条大宮など、電車のターミナルでしたが‥に集合した我が仲間達は、最初は余裕たっぷりで談笑しながらのウオーキングでした。が坂道が長引くにつれて呼吸は乱れ心臓は高鳴り‥と云う女性たちが続出します。
 こんな時我々男性どもは日頃は敬愛する女性仲間達の、フオローが神聖なる義務であります。女性方が用意してくれた弁当や飲み物は勿論、お脱ぎになった上着やお履き替えになったシューズ類など、すべてのものを運ぶ責任と義務があります。
 ですからおしゃべりしながら、ハイクを楽しんでいるのは女性方ばかり‥男性は云わばヒマラヤ「強力」みたいなものでして‥もの言う元気もなくヤセ我慢を張りながら黙々と荷物運びに懸命でした。でも首尾よく目的地に着いて、琵琶湖の眺望を楽しみつつ、食べる食事の味はそれはもう格別でしたよ。
 ‥などと往時を偲びながら‥ひたすら頂上を目指すのでした。
  
(写真)昨秋はぶらぶらと歩いて渡った、五条大橋もこの日はスイスイでした。
昨年11月26日頃のブログ「古都ぶらぶら散歩」合わせてお読み下さい。